オススメの証券会社を教えて欲しい
つみたてNISAやETFはどのネット証券を利用すればいいの?
本記事ではそういったお悩みを解決していきます。
総合力ならSBI証券、つみたてNISAは楽天証券、少額投資はLINE証券がオススメ!
資産運用を始めたいけど、どのネット証券を利用すればいいのか分からない方は多いでしょう。
そこで本記事では証券会社について解説し、総合力・商品別にオススメの証券会社を徹底解説していきたいと思います。
それではさっそく見ていきましょう。
証券会社とは
証券会社は株式や債券、投資信託を取扱う金融機関です。
銀行も投資信託を販売していますが、「お金を増やす」資産運用をするのであれば証券会社を利用すればいいでしょう。
証券会社にはネット証券、対面証券の2種類あります。
- ネット証券・・・低コスト・ネット取引。ネットが利用できる20~40代に人気がある。
- 対面証券・・・人件費の分、高コストになるが高度な金融サービスを受けられることができる。
対面証券は資産1億円以上の富裕層をターゲットにしており、これから資産形成をしたい層はネット証券がオススメです。
【5選】オススメの証券会社を徹底比較
本記事ではスマホ証券のSBI証券、楽天証券、LINE証券、PayPay証券、GMOクリック証券の5社を比較していきます。
結論から言うと、総合力はSBI証券、つみたてNISAは楽天証券、少額投資はLINE証券を選ぶといいと思います。
証券会社 | 総合力 |
---|---|
SBI証券 | ★★★★★ |
楽天証券 | ★★★★ |
LINE証券 | ★★ |
PayPay証券 | ★ |
GMOクリック証券 | ★★ |
SBI証券は日本最大のネット証券で600万人以上が口座を保有しています。
- 投資信託
- 日本株
- ETF
- 米国株
- 債券
- 貴金属
- CFD
いずれの金融商品でも低コスト・高品質を実現しており、Tポイントとも連携しているのが特徴です。
特に日本株の取引手数料はほぼ無料化しており、株主優待や国内の高配当株へ投資したい方はSBI証券を選ぶといいでしょう。
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総合力の面でみると、楽天証券、GMOクリック証券、auカブコム証券などもオススメです。
auユーザーの方は次の記事も参考にしてみてください。
資産運用方法に応じたオススメのネット証券
①投資信託/つみたてNISA
投資信託あるいはつみたてNISAをするのであれば楽天証券がオススメです。
証券会社 | 投信の魅力度 |
---|---|
SBI証券 | ★★★★ |
楽天証券 | ★★★★★ |
LINE証券 | ★ |
PayPay証券 | – |
GMOクリック証券 | ★ |
つみたてNISAは、積立投資の利益を非課税にする制度で、年間40万円まで利用できます。
楽天証券と楽天カードを連携させると、クレジットカード決済で毎月5万円まで積立投資が可能です。
楽天カードのポイント還元率は1%。つまり楽天カードで積立投資をするだけで毎月500円のポイントを貯めることができるわけです。
また楽天証券と楽天銀行を連携させるマネーブリッジを設定するだけで、楽天銀行普通預金金利を0.1%まで上げることができます。
業界最大手のSBI証券も楽天証券の連携サービスに対抗するため、三井住友カードと提携して運用額に応じてポイントを配っているようですね。
- 楽天証券→投資信託のみ購入したい、楽天ポイントを貯めている
- SBI証券→投資信託以外にも手を出したい、Tポイントを貯めている
というように使い分けるといいでしょう。
LINE証券、GMOクリック証券はつみたてNISAに対応しておらず、PayPay証券は投信を取り扱っていません。
特にこだわりが無いならSBI証券がいいでしょう。
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②日本株
日本株に投資したいならSBI証券、楽天証券、LINE証券、GMOクリック証券のいずれでも問題ないです。
証券会社 | 日本株の魅力度 |
---|---|
SBI証券 | ★★★★ |
楽天証券 | ★★★★ |
LINE証券 | ★★★★★ |
PayPay証券 | ★ |
GMOクリック証券 | ★★★★ |
日本のネット証券は手数料・銘柄の取扱数ともに遜色ないため、ここで差別化するのは難しいでしょう。
そのため総合力に優れたSBI証券を選ぶのがオススメです。
ただし少額投資(単元未満株)に投資したいなら、LINE証券を選ぶのがいいでしょう。
少額投資については記事の後半で解説します。
③米国株
米国株に投資したいのであればSBI証券、楽天証券、PayPay証券のいずれかがオススメです。
証券会社 | 米国株の魅力度 |
---|---|
SBI証券 | ★★★★ |
楽天証券 | ★★★★ |
LINE証券 | – |
PayPay証券 | ★ |
GMOクリック証券 | – |
SBI証券は約4,000銘柄、楽天証券は約3,600銘柄を取扱っています。
一方でPayPay証券の取扱銘柄数は155銘柄となっており、投資できる企業が限られていることが分かりますね。
ただしPayPay証券は1,000円から米国株に投資できるので投資初心者にはオススメです。
詳しくは記事の後半で解説していきたいと思います。
④ETF
ETFは上場投資信託の略称で、投資信託と異なりリアルタイムで取引することができます。
ETFには国内ETFと海外ETFがあり、株式と同じ手数料体系・取引時間が適応されるのが大きな特徴です。
日本株に投資したいならSBI証券、楽天証券、LINE証券、GMOクリック証券のいずれでも問題ないです。
証券会社 | ETFの魅力度 |
---|---|
SBI証券 | ★★★★ |
楽天証券 | ★★★★ |
LINE証券 | ★★★ |
PayPay証券 | ★ |
GMOクリック証券 | ★★★ |
国内ETF、海外ETFのいずれにも対応したい場合ならSBI証券、少額投資をしたいのであればLINE証券やPayPay証券を利用すればいいでしょう。
次の記事も参考にしてみてください。
⑤単元未満株
単元未満株とは1株あるいは1株未満単位で株式を購入することができます。
例えば日本の株式市場では100株単位からでしか株式に投資することができません。
例えば「ソフトバンクグループ」の株式を購入しようとすると約60万円が必要となってきます。
そこで単元未満株を取扱うネット証券を利用すれば、数百円単位から資産運用を始めることができるのです。
証券会社 | 単元未満株 |
---|---|
SBI証券 | ★ |
楽天証券 | – |
LINE証券 | ★★★★★ |
PayPay証券 | ★★★★ |
GMOクリック証券 | – |
単元未満株に投資するのであればLINE証券が一番オススメです。
LINE証券の単元未満株サービス「いちかぶ」では1,000銘柄以上を取扱っており、大型株・中小型株などに投資することができます。
例えば、ゆうちょ銀行であれば約1,000円前後から、低コストで取引可能です。
資産運用にチャレンジしてみたいけど、最初は大きな金額を動かしたくないという方はLINE証券で資産運用を始めてみてください。
またPayPay証券では1,000円単位から米国株・日本株を購入することができます。
- 日本株で少額投資したい→LINE証券
- 日本株だけでなく米国株にも少額投資したい→PayPay証券
ぜひ参考にしてみてください。
⑥債券
債券は定期預金のように一度購入すると、定期的に金利収入を得られる金融商品です。
例えば2020年に満期4年、金利1%の債券を100万円分購入すると、4年間で104万円まで資産を増やすことができます(税込み)。
ただし企業や国がデフォルトを起こすと債券が償還されない可能性もあるため注意が必要でしょう。
オススメのネット証券はSBI証券となっています。
証券会社 | 債券 |
---|---|
SBI証券 | ★★★★★ |
楽天証券 | ★★★★ |
LINE証券 | – |
PayPay証券 | – |
GMOクリック証券 | ★ |
SBI証券では、円建て債券であれば「ソフトバンクグループ」や20年国債、外国通貨建て債券であれば「ファイザー」や米国債を取扱っています。
楽天証券も同じように国や企業の債券を取扱っており、債券投資に興味のある方はSBI証券/楽天証券のいずれかを選ぶといいでしょう。
債券について詳しく知りたい方は次の記事も参考にしてみてください。
⑦貴金属
- 金(ゴールド)
- 銀
- プラチナ
このような貴金属も投資対象として有名ですね。
特にインフレや危機時には貴金属の価格が上がりやすいため、万が一に備えて保有されている方も多いでしょう。
オススメのネット証券はSBI証券となっています。
証券会社 | 貴金属 |
---|---|
SBI証券 | ★★★★★ |
楽天証券 | ★★★ |
LINE証券 | – |
PayPay証券 | – |
GMOクリック証券 | – |
貴金属投資に対応しているのはSBI証券、楽天証券の2社で購入手数料を比較すると、SBI証券が一番おトクに投資できることが分かります。
年会費 | 購入手数料 | そのほかの手数料 | |
SBI | 無料 | 2.2% | なし |
楽天 | 無料 | 2.7% | なし |
詳しくは次の記事を参考にしてみてください。
⑧CFD
CFDとは差金決済取引のことで、少額の投資元本にレバレッジを掛けて投資することができます。
インデックスファンドであれば、購入した金額分しか投資できませんが、CFDでは少ない金額で多くの投資をすることができるのです。
一方でCFDはハイリスク・ハイリターンの金融商品である点にも注意が必要でしょう。
リスク許容度に応じて資産形成に役立ててみてください。
オススメの証券会社はGMOクリック証券です。
証券会社 | CFD |
---|---|
SBI証券 | ★★★ |
楽天証券 | ★★★ |
LINE証券 | – |
PayPay証券 | ★ |
GMOクリック証券 | ★★★★★ |
GMOクリック証券はCFDやFXといった、レバレッジを掛ける金融商品に強いネット証券となっています。
CFDやFXは投資初心者にはハードルの高い投資方法ですが、リスク分散をするのに役立つことがあるため、ぜひ活用してみてください。
まとめ:総合力ならSBI証券!
今回は投資初心者にオススメのネット証券を幅広く解説しました。
本記事の要約
- 総合力ならSBI証券
- つみたてNISA、投資信託なら楽天証券
- 数百円から資産運用を始めたいならLINE証券
資産運用はどの証券会社を選ぶのではなく、まず始めてみることが重要です。
とりあえず最初の一歩を踏み出してみましょう。
それでは、また。