資産運用の種類を分かりやすく解説して欲しい
自分が許容できるリスクに応じた金融商品が知りたい
本記事ではそういったお悩みを解決していきたいと思います。
手取り賃金の横ばい、増税が続く日本国内で人気が出つつあるのが資産運用です。
資産運用では、株式や投資信託といった金融商品に投資することで、資産を増やすことが可能となっています。
例えば、10年前にAppleの株式を購入しておけば、10倍以上のリターンを得ることができました。
このように資産運用では大きな利回りを期待できる一方で、リスクも存在します。
さっそくですが、本記事では資産運用のリスクと利回りについて分かりやすく解説していくので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
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資産運用のリスクと利回りは比例する
まず最初に投資の大前提をお伝えします。
リスクとリターン(利回り)は比例する
世の中に美味しい話は存在しません。高いリターンを追い求めようとすると、それ相応のリスクを背負うことになります。
例えば、20倍のレバレッジを掛けてFXをした場合、リターンが20倍になるかわりにリスクも20倍となるわけです。
レバレッジとは少ない資金で多くのお金を動かす仕組みのことで、「借金をして投資をする」ことができます。ただし、借金をして投資をするのはオススメできません。
一般的に金融商品ごとのリスク・リターンは次のようになると言われています。
資産運用の種類について見ていきましょう。
【8選】資産運用の種類を徹底比較!
①預金
普通預金や定期預金も資産運用のひとつです。
ここ数年で日本の銀行預金の金利は低下しているものの、ペイオフという制度に守られているので安心してお金を預けることができます。
ペイオフとは預金者の資金を守るための制度で、銀行が破綻しても1,000万円までの預金は国により保護される。
「攻めの資産」としては弱く、インフレにより預金の価値は徐々に下がりつつありますが、最も王道の資産運用法と言えるでしょう。
お金の使い道はないが、とりあえず貯めておきたいという方には銀行預金がオススメです。
オススメの銀行
- 楽天銀行→楽天経済圏を有効活用できる
- SBI住信ネット銀行→SBI証券と連携可能
- ゆうちょ銀行→日本全国にATMがある
私は楽天銀行とゆうちょ銀行を利用しています。
預金はローリスク・ローリターン!
②投資信託
普通預金や定期預金では満足できないという方にオススメしたいのが投資信託(投信)です。
投資信託とは、複数の企業の株式や債券を組み込んで作られた金融商品で、最近では低コストで投資可能なインデックスファンドが増えてきました。
インデックスファンドとは、日経平均株価やS&P500といった株価指数に投資する投信のこと。
投資信託には元本割れのリスクがあるものの、預金よりも高い利回りを得ることが可能です。
例えば米国企業の株式に投資すれば、年平均6~10%程度の利回りを得ることもできます。
ただし5~10年に一度は暴落が来るため、20年以上は使用しない余裕資金で投資をするといいでしょう。
また投資信託の中でも債券を組み込んだファンドは、ローリスクで運用することも可能です。
「三菱UFJ国際投信」が運用する「eMAXIS 全世界株式インデックス」と「eMAXIS 先進国債券インデックス」を比較すると、株式は値動きが激しい一方で債券は安定した価格で推移していることが分かります。
つまり投資信託がどの資産(株式、債券、貴金属)に投資しているのかが重要になってくるのです。
投資信託で資産運用をしたいのであれば、業界最大手の「SBI証券」がオススメとなっています。
証券口座をお持ちでない方は無料で資産運用を始めてみてください。
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投資信託が組み込む資産の種類によって、リスク・リターンは異なってくる。株式に連動するインデックスファンドならミドルリスク・ミドルリターン。
③株式投資
株式投資は、個別企業の株式に直接投資するため、比較的リスクが高くなりやすいです。
一方で急激に株価が上昇することもあるため、短期・中期・長期でも利益を出しやすいという特徴があります。
例えば10年前にAppleの株式へ投資をしておけば、そのリターンは10倍近くになっている訳です。
Appleの例を見ても分かるように、個別株投資には大きなリターンが見込める一方でリスクも存在します。
16年前には堀江貴文氏率いるライブドア社が、個人投資家の人気を集めましたものの、堀江氏の逮捕により倒産するという事件もありました。
そのため株式投資をするのであれば分散投資に徹するのが原則です。
投資先を一つの銘柄に絞るのではなく、業界や企業規模を横断してポートフォリオを組むべきでしょう。
例えばトヨタ自動車の株式に投資するのであれば、自動車業界との関係性が薄いNTTやリクルートを買うことで、ポートフォリオ全体のリスクを落とすことができます。
1つの銘柄に集中投資すると、コロナショックなどの暴落時に立ち直れないダメージを受けることがある点に注意が必要です。
そのため分散投資をしなければいけないのです。
株式投資に興味のある方は1株数百円から投資可能な「LINE証券」がオススメです。
「SBI証券」や「楽天証券」と異なりスマホから簡単に投資できるので、ぜひ試してみてください。
特定株式への集中投資はリスクが高い!
④不動産投資
不動産投資には、現物のアパートやマンションを購入して投資する方法と、REITを通じて間接的に不動産に投資する方法があります。
現物の不動産投資は「千三万八」という言葉があります。これは本当に良い物件は1000件に3件、もしくは10000件に8件しかないという意味です。
不動産投資は株式投資と異なり、リアルタイムで値動きが変わるわけではありません。そのため目利きや運が良ければ、莫大なリターンを手にすることも可能です。
実際に私の知人でも不動産投資で財産を築いた方もいます。
一方で不動産投資は銀行融資とセットで始めることが多いため、「借金」を背負っての投資となる点に注意が必要です。
不動産投資は銀行から借り入れた資金の返済と家賃収入のバランスを考えるゲームともいえます。
そのため「投資家ドットコム」としては不動産投資を推奨していませんが、不動産業界の経験があったり、アパート経営に興味のある方は挑戦してみてもいいかもしれません。
⑤FX
FXは国の通貨を取引することで利益を出す投資方法です。
例えば1ドル=100円のときにドルを買って、1ドル=120円になったときにドルを売れば利益を出すことができますよね。
この場合の利益は20円となります。
取引金額を1万ドルにすれば、利益は20万円になるでしょう。
FXは為替の変動で利益を出す投資手法ですが、レバレッジを掛けて投資をすることもできます。
例えば元手が10万円しかなくても、250万円分の取引をすることもできます。この場合、元本に対して利益は25倍になりますが、損失も25倍となります。
そのため投資した10万円を失うだけでなく、運が悪ければ借金を背負う可能性もあるわけです。
為替相場は株式相場と異なり、長期的なトレンドが確立されていない分野です。
長期の資産形成よりは短期のリスクヘッジで利用するといいでしょう。
⑥仮想通貨
ビットコインやイーサリアムに代表される仮想通貨投資も熱を帯びていますね。
ただし仮想通貨も為替市場と同じく、ルールが確立されていない分野です。
ビットコインは5年間で何倍も値上がりしましたが、暴落時の下落幅も大きく、個人投資家が簡単に手を出せる分野ではありません。
まず資産としての価値があるのか?という点ですが、仮想通貨はあくまでデータであり日本円のように利用することは不可能です。
一部のオンラインストアでは利用できるようですが、日本円のように流通しておらず安定度も低いことから通貨としての価値はないと言えるでしょう。
また株式や債券のように「何かを生み出す」性質のものでもありません。
モノは人々が価値を感じることで値上がりします。
ビットコインのような仮想通貨は人々が価値を判定できないモノではありません。ただし短期的に儲けたいのであれば仮想通貨に投資してもいいかもしれませんね。
⑦貴金属投資
金やプラチナといった貴金属は「守りの投資」として人気を集めてきました。
戦争前後のような危機時に貴金属の価値が値上がりすることが多く、預金や株式だけではリスク分散ができないと考える個人投資家にオススメです。
株価が暴落し、日本円の価値が無くなっても「価値」として残り続けるのが貴金属だと言えるでしょう。
実際にコロナショック後に価格の回復が早かったのも金(ゴールド)でした。
水色が全米株式、青色が金のETF(上場投資信託)なのですが、2020年のコロナショック時にも全米株式ほど暴落していないことが分かりますね。
このように貴金属は暴落時に資産を防衛することができるので、ポートフォリオの10~30%程度は貴金属にしておいても問題は無いかと思います。
オススメは純金にも交換できる純金上場信託(1540)というETFです。
詳しくは次の記事を参考にしてみてください。
⑧債券投資
株式のようなハイリスク商品に投資したくないが、資産運用自体に興味がある方にオススメなのが債券投資です。
債券投資とは国や企業の借金に投資をします。株式と比較して返済順序が高いため、企業が倒産したとしても優先的に償還されるというメリットがあります。
一方で利回りは株式に劣っているため、ハイリターンを求めたいのであれば株式に投資をした方がいいでしょう。
債券投資はローリスク・ローリターン。
まとめ:投資初心者にオススメなのは投資信託
本記事をおさらいしておきたいと思います。
資産運用の種類8選
- 預金
- 投資信託
- 株式投資
- 不動産投資
- FX
- 仮想通貨
- 貴金属投資
- 債券投資
この中でも投資初心者にオススメなのが投資信託です。
「SBI証券」では100円から「eMAXIS Slim」シリーズのような優秀なインデックスファンドに投資可能となっています。
証券口座をお持ちでない方はこの機会にぜひ資産運用を始めてみて下さい。
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それでは、また。