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ロニイ
IT企業の社長
個人投資家向けブログ・投資家ドットコムの管理人です。

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個人投資家の皆さんにタメになる記事を執筆しています。

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【個人投資家必見】投資信託を購入する際に狙うべき平均利回りとは

投資 資産運用
太郎

「投資信託の平均利回りがどのくらいになるのか知りたい」

花子

「初心者であれば、投資信託でどのくらいの平均利回りを得られる?」

本記事ではそういった疑問を解決したいと思います。

  • 投資信託の平均利回りとは
  • 投資信託を購入する際に狙うべき平均利回りとは
  • 投資信託の平均利回りを上げる方法

「投資家ドットコム」を運営する「ロニイ」と申します。

資産運用や投資信託が好きすぎて、資産運用のブログを立ち上げました。

あなたは定期預金をしたことがありますか?

ほとんどの人は「YES」と答えるかと思います。

そして、定期預金の利回りの低さに呆れて投資信託に興味を持ち、本記事を読んでいる方もいるでしょう。

しかし、投資信託がどのくらいの利回りで運用されるのかよく分からないという方も多いかと思います。

そこで、投資信託の平均利回りの基礎知識から個人投資家が狙うべき平均利回りのみならず、平均利回りの上げ方についても解説していきます

初心者でも分かるように丁寧に解説しましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

それでは、さっそく見ていきましょう。

投資信託の基礎知識があまりない方は次の記事を参考にしてみてください。

目次

投資信託の平均利回りとは

投資信託などの金融商品に投資するうえで、重要なのが「平均利回り」です。

そこで、平均利回りの計算方法や利率などとの違いを解説していきます。

平均利回りの計算方法

まず、投資信託の平均利回りの計算方法ですが、(現在の価格ー設定開始日)という計算をすることで運用期間を計算します。

さらに基準価額と設定時の基準価額(10000)を比較して運用期間で割ることで平均利回りを調べることができます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)という投資信託を参考に見ていきましょう。

2021年2月26日時点での基準価額は13583円、設定日は2018年10月31日となっており、運用期間は2.33年(2年と4か月)ということになります。

投資信託の一般的な平均利回りは下記の式で表されます。
※複利で計算、税金を考慮していないことには注意が必要です。

­

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の場合、10000×平均利回り^2.33=13583となりますから、平均利回りは年間約14%となります。
^という記号は、2乗や3乗などの乗数を示します。

この計算式を用いることで、投資信託の平均利回りを容易に計算することができます。

似たような投資信託を比較する際には、運用期間を同じにして上記の式に当てはめると、どちらの投資信託がいいのかということが分かります。

具体例を見ていきましょう。

2021年4月現在、全世界の企業に投資する全世界株式型インデックスファンドに投資するのであれば、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」もしくは「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」がいいとされています

信託報酬(手数料)が低いのが理由ですが、どちらに投資をすればよいのか悩む方もいるでしょう。

スクロールできます
投資信託の名称信託報酬純資産総額
SBI・全世界株式0.1102%182.70億円
eMAXIS Slim 全世界株式0.1139%1273.92億円

そこで「投資家ドットコム」では上記の計算式を用いて、どちらが優れた投資信託であるのか分析していきたいと思います。

「SBI・全世界株式」は2018年10月31日よりも前に設定されているため、2018年10月31日時点での基準価額は9669円となっています。

「eMAXIS Slim 全世界株式」は2018年10月31日に運用を開始しているため、2018年10月31日時点での基準価額は10000円ですね。

2021年4月1日の基準価額で比較していくと、「SBI・全世界株式」は13863円、「eMAXIS Slim 全世界株式」は14398円となります。

それぞれ計算していきましょう。

この計算式を解くと、「SBI・全世界株式」の平均利回りは16.72%、「eMAXIS Slim 全世界株式」は16.93%となることが分かりますね。

つまり、信託報酬だけをみると「SBI・全世界株式」の方が優秀な投資信託といえますが、運用方法の違いにより「eMAXIS Slim 全世界株式」の方が高いリターンを出しているのです

ぜひ、あなたも保有する投資信託の平均利回りを計算してみてください。

面白い結果をみれるかもしれませんよ。

利率や分配金利回りとの違い

投資信託を購入する際に次のようなキーワードを聞いたことがあるかと思います。

  • 利率
  • 騰落率
  • 分配金利回り
  • トータル・リターン

いろいろな指標があって分かりにくいですね。

そこで本記事では、「利率」「分配金利回り」「騰落率」「トータル・リターン」について解説していきます。

利率/分配金利回り

「利率」と「分配金利回り」とは、投資元本に対する分配金の割合のことです。

「SBI・全世界株式」や「eMAXIS Slim 全世界株式」といったインデックスファンドの場合、分配金がでないため、利率/分配金利回りは0%となります。

一方で、分配金が出る投資信託もあります。

「T&Dアセットマネジメント」が運用する投資信託「ブラジル株式ツイン αファンド(毎月分配型)ツインα・コース」を例に考えてみましょう。

2014年12月18日に運用を開始して以降、毎月35円の分配金をだしている投資信託です。

毎月35円ですから、1年にすると35×12で420円の分配金を得ることができます。

そのため、2014年12月18日時点で投資をしたならば分配金利回りは4.2%ということになります。

一方で、基準価額は下がり続けています。

なぜなら、「ブラジル株式ツイン αファンド(毎月分配型)ツインα・コース」に投資された資金をそのまま分配金として出しているからです。

この投資信託の例からも分かるように、分配金利回りや利率といった指標は投資信託を購入する際にあまり重要ではありません。

無視してよいでしょう。

騰落率

「分配金利回り」や「利率」と異なり、「騰落率」は投資信託を購入するうえで、重要な参考指標になると考えています。

「騰落率」とは、投資信託がある期間でどのくらい値上がり/値下がりしたかを示す指標です。

具体例を見ていきましょう。

SBI 全世界株式の騰落率

eMAXIS Slim 全世界株式の騰落率

1年前に「SBI 全世界株式」に100万円投資をしていれば、126万9800円になっています。

ちなみにベンチマークというのは、運用会社が設定した参考指数です。

通常は手数料などで投資信託(ファンド)がベンチマークに勝つことはできませんから、ベンチーマークに近いリターンを出すほど優秀な投資信託であると言われています。

過去1年のファンドとベンチマークの差を見ると「SBI 全世界株式」で0.40%、「eMAXIS Slim 全世界株式」の場合は0.2%となっており、「eMAXIS Slim 全世界株式」が優秀な投資信託であることが分かりますね

トータル・リターン

「投資信託はややこしい手数料が多くて面倒くさい」

そう思われている方も少なくないかと思います。

そこで「トータルリターン」という考え方が生まれました。

「トータルリターン」をひとことでいうと、購入時と売却時の手元に残る資金を比較したリターンのことです。

eMAXIS Slim 全世界株式の騰落率

「トータルリターン」を求めることで、投資信託の真のリターンをもとめることができます。

ただし、「トータルリターン」は個人投資家により異なります。

あくまで参考指標として「トータルリターン」を活用してみてください。

投資信託を購入する際に狙うべき平均利回りとは

それでは、個人投資家が投資信託を購入する際に、どれくらいの平均利回りを狙えばよいのでしょうか?

見ていきましょう。

個人投資家が狙うべき平均利回りは7%

結論からいうと個人投資家が狙うべき平均利回りは7%です。

7%と聞いて、高すぎると思われる方も多いでしょう。

しかし、これには理由があります。

2021年現在、世界で最も一般的で、リターンが高い金融商品は株式型インデックスファンドといわれています。

ヘッジファンドやアクティブファンド、不動産投資というように、世間には多種多様な投資手法がありますが、再現性の高さで株式型インデックスファンドに勝る投資法はありません。

全世界や米国、日本といった特定の地域の株式、債券などにまとめて投資する投資信託のこと。

そして、そのインデックスファンドの平均利回りが約7%といわれているのです

具体例を見ていきましょう。

世界で最も人気のあるインデックスファンド、S&P500の過去40年間のトータル・リターンは2858%という天文学的な数字です。

これを年率に直すと約8.8%となります。

ここ数年でS&P500は急激に上昇しているため8.8%というリターンになります。

インデックスファンドのリターンの高さが分かりますね。

インデックスファンドは低コストかつ運用の手間がほとんど掛からないため、一般の個人投資家にオススメの投資信託といえるでしょう

ぜひ、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」といったインデックスファンドを購入してみてください。

平均利回りはあくまで「過去の平均利回り」

S&P500をはじめとするインデックスファンドの平均利回りの高さを実感されたかと思いますが、平均利回りを考えるうえで注意しておくべきことがあります。

それは、平均利回りはあくまで「過去の平均利回り」ということです。

いくらS&P500連動型インデックスファンドの「過去の平均利回り」が8.8%あったとしても、未来永劫9%近い利回りを保証するものではありません

ただし、今後も世界経済が成長することを考えるとアメリカや世界の株式市場に連動するインデックスファンドに投資をするのがベストだと考えています。

投資信託の平均利回りを上げる方法

ここまで、投資信託の平均利回りの計算方法や個人投資家が狙うべき平均利回りを解説してきました。

ここで次のような疑問を持たれた方もいるかと思います。

投資信託の平均利回りはどうやって上げればいいのか?

投資において利回りを上げる方法はいくらでもあります。

  1. 自分で企業の株を調査して投資する
  2. そもそも投資に充てる資金を増やす
  3. 手数料(信託報酬)の安いファンドを選ぶ

これ以外にも多くの方法がありますが、本記事では②と③に焦点をあてて、投資信託の平均利回りを上げる方法について解説していきたいと思います。

信託報酬の低いインデックスファンドを選ぶ

最も手軽で効果的に投資信託の平均利回りを上げる方法として「信託報酬の安いインデックスファンド」を選ぶという方法があります。

2021年現在、インデックスファンドの平均信託報酬は0.2~0.6%となっています。

株式型、債券型、REIT型、バランス型により異なりますが、信託報酬が0.5%を下回っていれば、優秀なインデックスファンドであるといえるでしょう。

「投資家ドットコム」がおすすめしているのは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の2本です。

「eMAXIS Slim 全世界株式」は2900銘柄、「eMAXIS Slim 米国株式」は505銘柄から構成されており、分散効果が非常に高いです。

また、分散効果が高いだけでなく信託報酬(手数料)が安いのも大きな特徴といえます。

「eMAXIS Slim 全世界株式」は0.1144%、「eMAXIS Slim 米国株式」は0.0968%となっています

この2本のどちらかに投資をすれば、まず間違いはないでしょう。

さらに「eMAXIS Slimシリーズ」の投資信託を知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

投資に時間を掛けずに入金力を上げる

「投資信託の平均利回り」を上げるというよりは、「着実に資産を形成」するという目的であるならば、入金力を上げるというのが最高の投資法でしょう。

資産運用において利回りを1%上げるのは至難の業です。

0.1%利回りを上げるために、世界中のファンド・マネージャーが情報を収集し、懸命な努力をしています。

実際に日本株や米国株といった個別銘柄に投資をしたことがある人であれば分かるかと思います。
※ここ数年は、強気相場が続いたため簡単に儲けることができた人もいるでしょう。

そういった世界でインデックスファンド以上の利回りを追求するのは、時間の無駄ともいえます。

もちろん、趣味で投資をするのはアリだと思いますが、資産運用の主軸に「趣味の投資」をおくべきではありません

資産運用に時間をかけるくらいであれば、副業や転職などを通じてスキルを身に付ける、あるいは本業で評価されるよう、仕事に注力するべきです。

インデックスファンドの自動積立設定をしたら、資産運用のことは忘れて仕事に打ち込むぐらいがいいでしょう。

まとめ:投信を購入する際の平均利回りは7%を目安に!

今回は、個人投資家が投資信託を購入する際に狙うべき平均利回りについて解説しました。

本記事をまとめておきたいと思います。

  • 投資信託の平均利回りは、あくまで過去の利回り
  • 個人投資家が狙うべき平均利回りは7%
  • 投資信託の平均利回りにこだわらず入金力を上げよう!

ぜひ本記事を参考にインデックスファンドに投資をしてみてください。

今回は以上です。

まだ、証券口座を作ったことがないという方は下記の記事も参考にしながらLINE証券の口座開設をしてみてください。

また、「eMAXIS Slim シリーズ」をさらに詳しく知りたいという方は次の記事もおすすめです。

LINE証券以外の証券口座をお持ちの方もぜひ読んでみてください。

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それでは、また。

投資 資産運用

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