WEBサイトを製作するにあたり、まず必要となるのがサーバーの存在です。
会社などで自社サーバーを持っている場合はいいですが、個人でホームページを作ったりする場合には、まずサーバーを準備する必要があります。とはいえ、どういったサーバーを選べばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
今回は、初心者でも使いやすいレンタルサーバー6個を紹介していこうと思います。どういう目的で使うのか、費用をいくらぐらいかけれるのかによって、選択できるサーバーも変わってきます。
レンタルサーバーを選択する参考にしていただければと思います。
レンタルサーバーとは
そもそもレンタルサーバーとはどういうものなのかを簡単に見ていこうと思います。
レンタルサーバーとは、その言葉通りサーバー設備を貸し出してくれるシステムのことです。「ホスティングサービス」とも呼ばれています。
ホームページやECサイトを立ち上げるには、サーバーを購入したりサーバーへつなぐための回線を契約したりと、個人でやるには準備が大変です。そういう時に利用できるのが、レンタルサーバーです。
インターネットに接続できる環境さえあれば、契約するだけで簡単に安くホームページなどを作成・公開することができます。
不具合や故障なども、管理する業者の方で対応してもらえるので、何かあったときにも安心です。
レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーにはいくつか種類があります。
共用サーバー
1つのサーバーを、複数人で使用するタイプです。
容量はそれほど多くないですが、価格が安く、個人でホームページを運営する程度であれば、十分な容量があります。
コスパもよく一番よく使用されているのは、この共用サーバーのタイプです。
専用サーバー
1人一台のサーバを利用できます。
設定なども細かく行うことができ、自由度が高い分、費用が高めになります。
色々とカスタマイズしたい方や、企業でWEBサイトを作成する場合はこちらの方がおすすめです。
VPS(仮想専用サーバー)
共用サーバーのように何人かで使用するのですが、領域がわかれているため、一人で使っているような感じで使用できます。専用サーバーを仮想したような感じなのでこの名称がついています。
共用サーバーですが、専用サーバーのように細かい設定が可能です。
クラウドサーバー
インターネット上のサーバーを自由に必要なだけ使用できる最新のサービスです。
容量も多いですが、専門的な知識が必要となります。
使用する容量にもよりますが、金額は高めになることがあります。
レンタルサーバーおすすめ6選
では、おすすめのレンタルサーバーを種類や用途も含め、6個紹介していこうと思います。
料金や機能、容量が自分に合っているかをしっかり調べて、サービスを選択するようにしましょう。
ロリポップ
国内のレンタルサーバーでも老舗のサーバーです。
信頼度と知名度が高く、WordPressやブログ機能を簡単にインストールでき、機能も充実しています。
ビジネスから個人利用まで、幅広く使用できます。
一番人気のスタンダードプランは月額500円からで、最大120GBまで容量を使用することができます。初期費用が別途かかります。
お試し期間は10日間です。独自ドメインも使用することができるのがポイントです。
さくらのレンタルサーバ
個人利用と初心者の方におすすめのレンタルサーバーです。
「ライト」「スタンダード」「プレミアム」「ビジネス」「ビジネスプロ」「マネージド」とプランも多く、個人であればスタンダードプランがおすすめです。
スタンダードプランは、月額524円で、Wordressから無料SSLまで使用できます。容量も100GBまで使用可能です。
また、さくらのレンタルサーバではVPS、クラウドサーバーも用意されています。
私も使用したことはありますが、管理画面もシンプルでわかりやすいです。
さくらのレンタルサーバは2週間のおためしプランがありますので、いろいろ試してみることもできます。
エックスサーバー
稼働率は99.9%以上の安定性を持つ、信頼度も厚いのがエックスサーバーです。
私も仕事で使用していますが、サポートもしっかりしいて、企業サイトを運営していてもアクセス負荷を感じることはありません。
企業であれば、信用できるサーバーとしてエックスサーバーがおすすめです。
独自SSLを無料で使用でき、うまく申込期間を選べば独自ドメインが無料になったりもします。
一番スタンダードなX10プランで、初期費用3,000円、月額1,000円です。
3か月単位で契約期間を選ぶことができます。
WADAX
ビジネス利用におすすめの共用レンタルサーバーです。
WordPressに特化したサーバーやメールサービスのみ利用できるサーバーなど、用途に応じてサーバーを選択することができるのが特徴です。
一番人気のプランは、シルバー(TypeS)です。初期費用は3,300円、月額1,980円~と全体的に高めですが、その分、セコムと提携してのDos攻撃対策などのセキュリティ面やサポート対応の厚さが評判です。
お盆や正月も含め、365日対応の無料サポートは、ホームページを運営するうえで嬉しいサービスも、企業にはおすすめのポイントです。
WADAXは専用サーバーやクラウドサーバーも使用可能です。
お名前.comレンタルサーバー
GMOが運営する共用のレンタルサーバーです。
お名前.comを利用して独自ドメインを取得する人も多いと思います。
ディスク容量(SSD)は200GB、独自SSLやマルチドメインも無制限で使用できます。
定期的に1か月無料などのキャンペーンをやっていますので、うまく申し込めばかなりお得に使うことができます。
電話サポートが24時間365日無料で使えるのもポイントです。
Quicca(クイッカ)
とにかく金額を抑えたいというコスパ重視の人には、クイッカがおすすめです。
最安プランは容量10GBで月額90円から利用できます。
WordPressなどの機能を利用したい場合は、月額230円のライトプランへの申し込みになりますが、それでも他のレンタルサーバーから見たら格段に安いです。
安いなりのデメリットとしては、サポートがメールのみです。さらに、最安プランですと機能はかなり制限されますので、個人で手軽にサイト運営したい人にはおすすめですが、ビジネス系のサイトには機能面で厳しいところがあります。
まとめ:用途に合った使いやすいレンタルサーバーを選択する
いかがでしたか?
いくつかレンタルサーバーを紹介しましたが、わからないときはどこもお試し期間を設けていますので、必要な機能があるようであれば、とりあえずいろいろ試してみることをおすすめします。
管理画面の使い勝手などは個人で違いますので、実際に触りつつ、自分が必要とする機能があるかどうかをきちんと見極めるようにしていってください。