
なぜ、みんなS&P500への投資を勧めているの?
本記事では、そういったお悩みを解決していきたいと思います。
突然ですが、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットをご存じでしょうか?
バフェットは世界でも数少ない年20%を超える利回りをたたき出してきた投資家です。
そのバフェットは遺言として「私の死後は資産の9割をS&P500に、1割を米国の国債で運用しなさい」と妻に述べました。
世界一の投資会社であり、時価総額で「トヨタ自動車」を超える「バークシャー・ハサウェイ」の総帥、バフェットはなぜそのような遺言を残したのでしょうか。
この記事では、投資の神様バフェットがS&P500への投資を勧めた理由を紐解き、万人が億万長者になれる「S&P500投資法」について分析していきたいと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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投資の神様バフェットが証明したS&P500の凄さ
なぜバフェットは投資の神様と呼ばれているのか?
S&P500の凄さについて記す前にバフェットの簡単な経歴を解説しておこうと思います。
バフェットは1930年にネブラスカ州オマハで生まれました。
幼いころからビジネスの才覚があり、祖父から仕入れたコーラを転売して儲けていたそうです。
余談ですが、バフェットは投資だけでなく、ビジネスの才能があり自らが買収した企業の経営にも携わってきました。
正確には「ビジネスと投資の神様」だったのです。
バフェットが株式投資を始めてしたのは11歳のときのことでした。
姉のドリスと「シティ・サービス」の株式を1株38ドルで購入しましたが、1株27ドルまで下落。
バフェットは相当焦ったそうですが最終的には40ドルで売却することに成功します。
この経験は後の「投資の神様」にとって非常に意味のある出来事だったそうです。この経験から
- 買った時の株価に拘ってはいけない
- よく考えることなく小さな利益を得ようと急いではいけない
- 他人のお金を使って投資するのは慎重でなくてはならない
といった教訓を得たそうです。
その後、父親の仕事の都合で首都ワシントンD.C.に移ります。
中学は飛び級で卒業し、高校時代にもビジネスをしており、当時の高校生としては破格の月収を稼いでいます。
ネブラスカ大学を卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールを受験しましたが不合格となります。
その後、ベンジャミン・グレアムが教鞭をとるコロンビア大学ビジネススクールに進学します。
グレアムは「賢明なる投資家」などの著者で、バリュー株投資の大家と言われていました。
コロンビア大学を卒業後、バフェットはグレアムが役員を務める企業への就職を熱望しますが、グレアムがユダヤ人を採用したがっていたため、バフェットの希望は叶いませんでした。
そのため、父が経営する証券会社で働くことになります。
その後、グレアムとともに資産運用会社で働くこととなりますが、数年後にはグレアムは引退しました。
そこで、バフェットは自らの故郷であるネブラスカ州オマハで家族から出資を受け投資会社を設立したのです。
投資会社を設立後、バフェットは破竹の勢いで資産を増やし続けました。
まず、繊維会社の「バークシャー・ハサウェイ」を買収します。斜陽産業に属する「バークシャー・ハサウェイ」を立て直すのは容易なことではなく、20年かけた末に繊維事業から撤退します。
最終的に「バークシャー・ハサウェイ」という名を世界に残したバフェットですが、これまでで一番後悔した投資先として「バークシャー・ハサウェイ」を挙げています。
リーマン・ショック時には資金ショートに陥っていた「ゴールドマン・サックス」や「GE」に出資し、莫大な利益を上げています。
リーマン・ショック時には多くの投資家がパニックに陥り、株を次々と投げ売りしました。
しかし、バフェットは金融危機のときでも冷静に行動し「投資の神様」としての地位を守ったのです。
投資の神様バフェットの遺言とは?
投資の世界にはアクティブ運用とパッシブ運用という2つの運用方法があります。
アクティブ運用とは、投資家がファンド・マネージャーに資金を預け、ファンド・マネージャーの采配により資金を増やすというやり方です。
従来の投資信託で一般的なのが、このアクティブ運用でした。
バフェットの投資会社も言ってしまえばアクティブ運用をしています。
一方で、S&P500や日経平均株価といった株式市場全体に投資する運用方法のことをパッシブ運用と言います。
パッシブ運用では企業の財務価値を調査する必要がありません。そのため、ローコストでの運用が可能となるのです。
パッシブ運用を商品化したものをインデックスファンドといい、インデックスファンドに投資することは最も投資効率の高い手法であることが証明されています。
しかし、バフェットのように外れ値的な成果を挙げるファンド・マネージャーが現れると、個人投資家の中に「自分も彼のような成果を収めることができるはずだ!」と考える人がでてきます。
そのため、いまでもアクティブ型投資信託や個別株が人気だったりします。
もちろん、投資の神様バフェットのように高いリターンを出すファンド・マネージャーや個人投資家もいますが、平均を取ればインデックスファンドに勝てないという事実を認識しておくべきでしょう。
こうした事実を踏まえ、バフェットは次のように述べています。
私から管財人へのアドバイスは、シンプルです。「資産の10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンドに投資すべし」というものです。この方針に従えば、管財人の長期的なリターンは、高い報酬を払ってファンドマネジャーを雇っている投資家の成績よりも高くなると考えています。
投資の神様であり、アクティブ運用の頂点に立つバフェットがこのような意見を持っているのは少し意外かもしれません。
しかし、バフェットはS&P500のようなインデックスファンドが投資の王道であり、投資の才覚や時間が無い個人投資家にとって最強の投資法であることを示したのです。
なぜS&P500は低コストで世界経済へ投資できるのか
S&P500とは、どのような株価指数なのでしょうか?
S&P500はアメリカを代表する株価指数の1つで、アメリカにはS&P500のほかにもダウ工業平均株価やNASDAQ総合指数といった株価指数が存在します。
それぞれの株価指数の違いは以下の通りです。
- S&P500・・・米国を代表する米国企業500社に投資する株価指数。
- ダウ工業平均株価・・・独自の基準から算出された米国の株価指数。ITの比率が低いため成長性に欠けるという意見もある。
- NASDAQ総合指数・・・IT銘柄などを中心に投資できる米国の株価指数。
バフェットはS&P500、ダウ工業平均株価のどちらかに投資をすることで、世界経済へ投資できると考えたようです。なぜ、米国の企業に投資することが世界経済への投資を意味するのでしょうか?
その理由はグローバル化の進展に伴い、米国企業の時価総額が世界の55%を占めるようになったからです。
三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の組み入れ上位10か国を見てみましょう。
①アメリカ・・・55%
②日本・・・7%
③ケイマン諸島・・・4%
④イギリス・・・4%
⑤フランス・・・3%
⑥カナダ・・・3%
⑦スイス・・・3%
⑧ドイツ・・・2%
⑨オーストラリア・・・2%
⑩韓国・・・2%
米国の圧倒的な存在感が理解できると思います。
日本も2位と健闘しており、3位には中国企業が便宜的に住所を置くケイマン諸島がランクインしています。
つまり、米国の株式市場に投資する=世界の株式市場に投資すると言っても過言ではないのです。
実際に全世界株式とS&P500のインデックスファンドを比較した場合、そのリターンに大きな差異は現れませんでした。
また、バフェットはインデックスファンドのコストが低いことにも注目しています。
自らがファンド・マネージャーとしてアクティブ運用をしていたことから、S&P500のようなインデックスファンドの優位性にも気づいていたのでしょう。
この記事では最後に日本で購入できるS&P500に連動するインデックスファンドについて紹介します。
年間に掛かる手数料のことを信託報酬といい、アクティブ運用の投資信託では1%を超えることも少なくありません。
一方でS&P500に連動するインデックスファンドのなかには、信託報酬が0.1%を下回るものもあります。
投資大国ではない日本でも超低コストのS&P500インデックスファンドがあることを考えると、米国での投資コストが非常に低いのは言うまでもありません。
詳しくは「資産運用がeMAXIS Slim 全世界株式のみで十分な理由」で書いています。ぜひ、読んでみてください。
まとめ
この記事では、投資の神様と呼ばれるバフェットがなぜS&P500連動型インデックスファンドへの投資を勧めているのか分析しました。要点をまとめると以下のようになります。
- S&P500に投資することで億万長者になれる可能性が格段に上昇する
- インデックスファンドは低コストで運用でき、長期戦に負けることは無い
- 日本で買うなら、SBI・バンガードかeMAXIS Slimがおすすめ
この記事を通して、インデックスファンドの凄さ、投資の重要性を認識していただければ幸いです。
まだ証券口座をお持ちでない方は「S&P500」連動型投資信託に投資できる「SBI証券」をぜひ有効活用してみてください。
「SBI証券」のデメリット/メリットが気になる方は「SBI証券のデメリットとメリット」をまとめた記事もオススメです。
それでは、また。