少額投資を始めたいと思っている
LINE証券とPayPay証券のどちらがオススメなの?
本記事ではそういったお悩みを解決していきたいと思います。
本記事の内容
- LINE証券とPayPay証券を表で比較!
- LINE証券とメリットとデメリット
- PayPay証券のメリットとデメリット
- 日本株に幅広く投資したいならLINE証券、米国株にも投資したならPayPay証券がオススメ!
この記事を書く私は、株式・債券・投信などに投資する20歳。資産は100万円を超えています。本業は大学生社長。
「年金2000万円問題」「物価の上昇」といったニュースを見て、数百円・数千円から資産運用を始めてみたい方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、どの証券会社で資産運用を始めればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、数百円~数千円から資産運用を始められる「LINE証券」と「PayPay証券」を比較していきたいと思います。
LINE証券とPayPay証券を表で比較!
LINE証券とPayPay証券のメリットを比較するために表を作りました。
LINE証券 | PayPay証券 | |
---|---|---|
日本株 | ◎ | ○ |
米国株 | × | ○ |
各種手数料 | ◎ | ○ |
つみたてNISA | × | × |
iDeCo | ◎ | × |
投資ツール | ○ | ○ |
ポイント | ◎ | ○ |
まず「LINE証券」は日本株の少額投資に向いており、日本の証券市場に上場する約1,000社に投資することが可能です。
一方で「PayPay証券」では1,000円単一で特定銘柄のみに投資することができます。
日本株のみに投資する予定であれば「LINE証券」を選択するとよいでしょう。
「LINE証券」は米国株への投資ができない点に注意が必要です。
「PayPay証券」も取扱銘柄は少ないですが、GAFAMを始めとする主要企業に投資できるため、米国の大企業に投資したい方は「PayPay証券」がオススメでしょう。
口座管理手数料は「LINE証券」「PayPay証券」ともに無料となっているため、安心して資産運用を始めることができます。
つみたてNISAやiDeCoといった非課税制度を見ると「LINE証券」のみiDeCoを利用することができます。
絶対につみたてNISAを利用したいという方は「SBI証券」と「LINE証券」を併用するといいでしょう。
投資ツールは他のネット証券よりも劣っていますが、少額投資なので少しづつ勉強しながら投資してみてもいいでしょう。
また、「LINE証券」は口座開設で3,000円分の株式を無料で手に入れることができます。
3,000円分の株式が貰えるキャンペーンはいつ終わるのか分からないため、早めに「LINE証券」の口座を作ってみてください。
「PayPay証券」でもキャンペーンをしています。
LINE証券のメリットとは
LINE証券のメリットは主に3点あります。もし「LINE証券」のメリットを詳細に知りたい方がいれば次の記事も参考にしてみてください。
本記事では「PayPay証券」と比較したときの「LINE証券」のメリットをお伝えしていきます。
メリット①:幅広い日本株に投資可能
「LINE証券」の最大の特徴は、幅広い日本企業に1株から投資できるという点でしょう。
日本には多くの証券会社がありますが、「LINE証券」のような低コストで1株から投資できる証券会社はありません。
例えば「ソフトバンクグループ」の株式を購入するには約80万円が必要となってきます。
※株式は日々変動します。データ取得時は1株あたり8,274円
これから資産運用を始めようとする20代、30代の個人投資家が1銘柄に80万円も割けるでしょうか?
私は1,000万円の金融資産があったとしても、特定銘柄に集中投資をするべきではないと思います。
そこで便利に利用できるのが「LINE証券」です。
「LINE証券」では約80万円する「ソフトバンクグループ」の株式を約8,000円で購入することができます。
約8,000円であれば、そこまでハードルは高くないかと思います。
「LINE証券」では銘柄を4分類しており、大手企業が多く入るグループAでは0.2%のスプレッドで投資可能です。
もし気になる企業があれば「LINE証券」で探してみるといいでしょう。
メリット②:LINEアプリから操作できる
また「LINE証券」はLINEアプリから操作することもできます。
他のネット証券ではPCのブラウザやスマホアプリからでしかアクセスできません。
「LINE証券」ではLINEアプリから投資できるので、気軽に資産運用をしたいライトユーザーに向いていると言えるでしょう。
入金から売買、出金までを一貫してLINEアプリで完結できる「LINE証券」を利用することで、資産運用が身近になってきたわけです。
また「LINE証券」では企業の決算内容を通知してくれるなどのサービスもあります。AI銘柄診断という株価判断サービスもあるため、資産運用に詳しくない方は利用してみてもいいでしょう。
メリット③:iDeCoも利用可
「LINE証券」では「野村證券」のiDeCoを利用可能です。
「LINE証券」のiDeCoの特徴は手続きをオンラインで完結できる点であり、店舗などに赴く必要性はありません。
iDeCoとは個人型確定拠出年金のことで、基礎年金や厚生年金といった公的保険にプラスで年金を積立てることができます。拠出時・運用時・受取時に節税効果があるので、長期の資産形成に興味があるのであれば利用して損はないでしょう。
iDeCoを積立てると、掛金(支払った金額)にプラスして運用益を受け取ることになります。
例えば毎月2万円をiDeCoを積立てて、5%の複利運用を30年間すると1,650万円もの資産を築くことができるのです。
掛金はサラリーマンや自営業者、専業主婦によって異なります。
例えば企業年金がない会社員では、月額2.3万円までiDeCoを積立てられます。
企業年金が充実している企業に所属していれば、月額の掛金が小さくなるため節税メリットは少なくなる訳です。
厚生年金に加入できない自営業者は最大で6.8万円を掛けることができます。つまり従来の厚生年金や企業年金の恩恵を受けづらい人こそiDeCoのメリットがあると言えるのです。
少額投資をしながらiDeCoを利用したいのであれば「LINE証券」を利用してみてください。
PayPay証券のメリットは
「PayPay証券」のメリットも主に3点あります。本記事では「LINE証券」と比較していきますが、「PayPay証券」のメリットをまとめて知りたい方は次の記事も参考にしてみてください。
それでは「PayPay証券」のメリットを見ていきましょう。
メリット①:米国株にも投資可能
「PayPay証券」のメリットの1つ目は米国株にも投資可能という点でしょう。
「LINE証券」では日本株にしか投資できませんが、「PayPay証券」では日本株のみならず米国株にも投資することができます。
成長率を見ると日本経済よりもアメリカ経済の方が高く、より高いリターンを求めるのであれば米国株にも投資するのがオススメです。
過去35年の株価推移を見ても米国のS&P500が日経平均株価をアウトパフォームしています。
1986年1月を100とするとS&P500は2211、日経平均株価は229となっているおり、S&P500の強さが分かりますね。
35年前にS&P500連動インデックスファンドに100万円投資していると、2211万円になっている!
「LINE証券」では成長力乏しい日本株にしか投資できませんが、「PayPay証券」では米国株や米国ETFも取り扱っているのが特徴です。
米国株にも投資したい方は「PayPay証券」を利用してみてください。
メリット②:日本株/米国株の単価は一律1,000円
日本株・米国株を取扱うネット証券は数多く存在しますが、少額投資が可能なネット証券はまだまだ多くありません。
日本株に投資するのであれば、1株単位で投資できる「LINE証券」があるものの、米国株で少額投資ができる証券会社はありません。
「PayPay証券」では日本株・米国株に1,000円単位で投資できるため、「究極の少額投資」が可能です。「LINE証券」は1株単位での投資となるため、銘柄によっては最低投資金額が5万円を超えることもあります。
「PayPay証券」も取扱銘柄数が少ないというデメリットがありますが、1,000円単位から投資できるというメリットは捨てられないでしょう。
詳しくは次の記事を読んでみて下さい。
メリット③:未成年でも口座開設可能
また「PayPay証券」では未成年でも証券口座を開設することができます。
少額投資を提供するネット証券のなかで未成年口座を開設可能なのは「PayPay証券」のみとなっています。
証券会社名 | 未成年の口座開設 | 親権者の口座 | 主な取引方法 |
---|---|---|---|
PayPay | 〇 | 不要 | ネット |
SBI | 〇 | 必要 | ネット |
楽天 | 〇 | 必要 | ネット |
auカブコム | 〇 | 必要 | ネット |
マネックス | 〇 | 必要 | ネット |
SBIネオモバイル | × | – | ネット |
LINE | × | – | ネット |
GMOクリック | 〇 | 必要 | ネット |
松井 | 〇 | 必要 | ネット |
野村 | 〇 | 不要 | 対面 |
大和 | 〇 | 不要 | 対面 |
SMBC日興 | 〇 | 不要 | 対面 |
三菱UFJモルガンスタンレー | × | – | 対面 |
また他のネット証券では親権者の口座開設が必要ですが、「PayPay証券」では未成年口座開設の条件に親権者の口座がありません。
そのため、これから株式投資などをやりたい未成年の方は「PayPay証券」を利用するといいでしょう。
LINE証券とPayPay証券のQ&A
- 「LINE証券」と「PayPay証券」どっちがいい?
日米株に投資したいなら「PayPay証券」、幅広い日本株に投資したいなら「LINE証券」がオススメ。
- 「LINE証券」の口座開設のやり方を教えてほしい
次の記事を参考にしてみてください。
- 「PayPay証券」の口座開設のやり方を教えてほしい
- 本人情報を入力
- 本人確認書類を登録
- 口座開設完了を受け取る
まとめ
今回は「LINE証券」と「PayPay証券」を比較したうえで、それぞれのネット証券の特徴を説明しました。
本記事の要約
- 「LINE証券」と「PayPay証券」を徹底比較
- 「LINE証券」のメリット
- 幅広い日本株に投資可能
- LINEアプリから操作できる
- iDeCoも利用可能
- 「PayPay証券」のメリット
- 米国株にも投資可能
- 日本株/米国株の単価は一律1,000円
- 未成年でも口座開設可能
- 「LINE証券」と「PayPay証券」のQ&A
「LINE証券」や「PayPay証券」といったネット証券では数百円~数千円から資産運用を始めることができます。
物価の上昇、年金2,000万円問題などを解決するには資産運用が不可欠です。ぜひ投資にチャレンジしてみてください!
それでは、また。