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ロニイ
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評判/口コミを徹底比較!

星条旗
太郎

eMAXIS Slim 米国株式の評判を知りたいテキストを入力

花子

自分に会ったインデックスファンドを探したい

本記事では、そういったお悩みを解決していきたいと思います。

本記事の結論

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は多くの個人投資家にとってオススメ!
ただし、より分散投資をするならeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)がベストの選択肢である

本記事の信頼性

月3万円で生活する社長のロニイ(Twitterはこちら)」と申します。

資産運用や投資信託が好きすぎて、家族や友人向けに資産運用のブログを立ち上げました。

本記事では世界的に有名な株価指数であるS&P500に連動するインデックスファンド「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の評判/口コミを徹底分析していきたいと思います。

読了には約10分掛かりますが、あなたの「大切なお金」に関する話ですのでぜひ最後まで読んでみて下さい

それではさっそく見ていきましょう。

目次

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンドです。

インデックスファンドとは低コストで多くの企業に分散投資ができる投資信託のことで、日本でもここ数年でかなり普及しました。

投資信託やETFとの違いにつきましては、次の記事を参考にしてみてください。

投資信託は、信託報酬が安いほど、長期的なリターンが大きいほど、リスクは小さいほど優れていると言われています。

それでは、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬・長期的なリターン・リスクはどのようになっているのでしょうか。

本記事では

  • 信託報酬
  • 長期的なリターン
  • リスク

の3点に絞って「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を分析していきたいと思います。

まずは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の概要と手数料(信託報酬)を見ていきましょう。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の概要

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の基本情報は以下の通りです。

運用会社三菱UFJ国際投信
設定日2018年7月3日
運用方式インデックスファンド
ベンチマークS&P500
購入時手数料無料(ノーロード)
信託報酬 0.0968%以下
実質コスト 0.141%
純資産総額 3960.2億円
つみたてNISA 対象
主な組込銘柄 Apple、Microsoftなど

運用会社は大手の「三菱UFJ国際投信」で、運用開始日は2018年7月3日と比較的歴史の浅いファンドであることが分かります。

ベンチマークは米国の代表的な株価指数であるS&P500となっており、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は王道のインデックスファンドといえるでしょう。

S&P500は米国の大企業500社から構成されており、世界最大の経済大国・米国の株式市場の時価総額を約80%カバーしています。

購入時手数料は無料となっているため、低コストで資産運用を始めることができます

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の手数料(信託報酬)

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の手数料(信託報酬)を見ていきましょう。

投資信託を購入する際に掛かる手数料は主に3種類あります。

  • 購入時手数料(販売手数料)
  • 信託報酬
  • 信託財産留保額

「SBI証券」や「楽天証券」のようなネット証券では、ノーロードのファンドが一般的になっています。

ノーロードのファンドとは購入時手数料が無料のことで、一般の銀行や証券会社で投資信託を買うと、購入時に販売手数料を支払う必要がある。

もちろん、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」もノーロードとなっており、信託報酬は0.0968%以下に抑えられています。

太郎

ほとんどノーコストですね!

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」 は受益者還元型信託報酬という仕組みにより、純資産総額が増加するほど信託報酬が安くなるようになっています。

受益者還元型信託報酬では純資産総額が増加するほど信託報酬が安くなる仕組みになっています。

純資産総額信託報酬
500億円未満の部分 0.0968%
500億円以上1,000億円未満の部分 0.09625%
1,000億円以上の部分 0.0957%

また、信託財産留保額とは投資信託を売却する際に掛かる手数料ですが、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託財産留保額はゼロとなっています

その他にもファンド内の株式の売買に掛かる手数料が必要となりますが、この手数料は全てのファンドで支払う必要があるため差別化要因とはなりません。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の手数料は業界最安水準だといえるでしょう。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の長期リターン

続いて「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の長期リターンを見ていきたいと思います。ただし、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の運用開始年は2018年となっています。

資産運用において重要なのは長期・積立・分散投資です。たった数年のリターンを見ても意味がありません。

そこで、過去30年間のS&P500の年平均リターンを調べてみました。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はS&P500をベースに運用されている。S&P500の詳細については次の記事を参考にしてみてください。

S&P500の年平均リターンリターン
過去5年17.3%
過去10年 14.2%
過去20年 8.4%
過去30年10.6%

過去20~30年の平均リターンを見るとおよそ年9%の利回りが得られることが分かりますね

長期リターンを見ると「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はかなり優秀な部類に入るでしょう。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のリスク/ボラティリティ

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のリスク(ボラティリティ)も見ていきましょう。

S&P500の年平均リスク
過去5年15.0%
過去10年 13.6%
過去20年 14.8%
過去30年14.5%

リスクとは「価格の振れ幅」のことで、リスクが大きいほど安定した運用が難しくなります

S&P500の過去データを見ると年平均リスクは約14%となっているようですね。

日本国債に投資するファンドなどと比較するとハイリスクといえますが、インデックスファンドに投資するなら短期的なリスクは許容する必要があります

インデックス投資は下落することなく伸び続けるという意見もありますが、10年未満の成績を見ると元本割れをする可能性は十分にあると言えるでしょう。

花子

なるほど!インデックスファンドは長期保有が前提なんだね

そうです。短期的には「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は低リスクの投資信託では無いのです。

低リスクで投資したい方は次の記事を参考にしてみてください。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評判/口コミを徹底解説!

ここからは「eMAXIS Slim 米国株式」の評判/口コミを分かりやすく解説していきたいと思います。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬が年々下がっていることが分かりますね。

「eMAXIS Slim」シリーズを運用する「三菱UFJ国際投信」では、ライバルのインデックスファンドに応じて信託報酬を下げてきており、これからも信託報酬を下げ続ける可能性があります。

「eMAXIS Slim 米国株式」では非課税投資制度である「つみたてNISA」に対応しているため、「SBI証券」であれば毎月33,333円まで非課税で投資をすることができます。

もちろん、満額である月33,333円まで投資をする必要はなくできる金額から資産運用をスタートさせていきましょう

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」では「つみたてNISA」だけではなく、「iDeCo」を利用することも可能です。

「iDeCo」とは個人型確定拠出年金の略称で、個々人が自らの資産で作れる「年金」です。

60歳になるまでは引き出すことができませんが、拠出時・運用時・引出時に税制上のメリットがあります。

預金や投資で税金を支払うのが嫌だという方や、所得控除を受けたい方は「iDeCo」を試してみて下さい。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のデメリット3選

ここからは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のデメリットを見ていきたいと思います。

短期的に元本割れをする可能性は十分にある

資産運用の基本ですが、投資商品には元本割れをする可能性があります。

いかにS&P500が過去40年間で30倍以上値上がりしているからといって、365日連続で値上がりするわけではありません

既に解説しているように元本割れする可能性がある点に注意が必要です。

また、世界経済が発展しないという可能性も否定できませんが、人間の強欲ぶりを見ていれば….大丈夫そうですね。

投資は余裕資金でするのが基本です。短期(10年以内)で必要な資金は現金保有しておく方がいいでしょう。

アクティブファンドにリターンで負ける可能性がある

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はインデックスファンド、つまり米国経済全体に投資するファンドです。

そのため、S&P500の中には収益性が低い企業が含まれていたり、割高に評価されている企業もあります。

一方でアクティブファンドは成長性や割安性といった基準で投資をしているファンドが多いため、個々の例でいくと「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がアクティブファンドに負ける可能性は十分にあります。

例えば、「バークシャー・ハサウェイ」率いるバフェットは長い期間に渡りS&P500を上回るリターンを出していることで有名ですね。

ただし、投資に不慣れな方には「eMAXIS Slim 米国株式」がオススメです

バフェットのようなアクティブ投資家もいますが、一般論としてはアクティブファンドがインデックスファンドに勝つことは不可能と言われています。

太郎

僕たちは凡人だからインデックスファンドで充分!

なぜなら、アクティブの信託報酬(手数料)はインデックスの約3倍あるといわれており、アクティブ運用の平均としてインデックスが出るからです。

そのため、投資初心者の方であれば「eMAXIS Slim 全世界株式」や本記事で紹介している「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資をしておけばよいでしょう。

為替リスクがある

また「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500」は米国の株式市場に投資するため、為替リスクがあります

為替リスクとは外国通貨建ての金融商品に投資する際に生じるリスクで、円高ドル安になるほど「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の基準価額は下落します。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が組成されて以降、ドル円のレートに大きな変動が無いため多くの個人投資家が見落としがちですが、13年前のリーマンショックでは「S&P500の価格下落」×「円高ドル安の進行」で日本の銀行や投資家は大きな含み損を出しました。

「危機時の円買い」という言葉があるように、世界中で株価が下落する局面では円高ドル安に進みやすい傾向にあります。

20~30年の長期投資をされるなら大きな問題はないかと思いますが、「為替リスク」を頭の片隅に入れておいた方がいいでしょう。

詳しくは次の記事を参考にしてみてください。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のメリット4選

ここまで「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のデメリットを書いてきましたが、個人的にはメリットの方が大きいと考えています。

王道of王道。長期投資に適している

世界で最も王道の投資方法は何なのか?そう問われると多くの投資家はインデックス投資と答えるでしょう。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は低コストで資産形成をするファンドで、長期で資産形成をしていきたい方にオススメです

短期的には元本割れするリスクも当然ありますが、長い期間で大きなリターンを狙っていきたいのであれば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などのS&P500や全世界株式に連動するインデックスファンドを選ぶといいでしょう。

安定して成長する米国の大企業に投資できる

S&P500に選ばれる企業は、米国の中でも特に厳しい基準をクリアしてきています。

  • 米国に本拠地を置く
  • 時価総額が98億ドル以上
  • 4期連続黒字

日本には時価総額98億ドルを超える企業が約130社しかない一方で、米国では時価総額98億ドル以上の企業から指数を作れるのが凄いですよね。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」では、選りすぐりの米国企業に投資をしているため人気を集めているのです。

※三菱UFJ国際投信の純資産総額ランキングでは1位

信託報酬が安い

また信託報酬が安いのも「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の強みでしょう。

既に説明していますが、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬は0.0968%以下となっており、「SBI・バンガードS&P500インデックス」に続いて日本では2番目の安さとなっています。

信託報酬の安さとリターンが必ずしも比例する訳ではありませんが、インデックスファンドであれば低コストの商品を選んでおくことが重要です。

つみたてNISAやiDeCoが利用できる

「つみたてNISA」や「iDeCo」を利用して「eMAXIS Slim 米国株式」を購入すると非課税枠を利用して投資することができます

「つみたてNISA」であれば年間120万円、「iDeCo」なら人によりますが年間14.4~81.6万円の非課税投資枠を利用可能です。

投資信託などの商品を購入する前に、「つみたてNISA」や「iDeCo」の口座を開設してみてはどうでしょうか。

他のS&P500連動型投信との比較

ここからは日本国内で投資できるS&P500連動型投信と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を比較していきたいと思います。

スクロールできます
商品名信託報酬過去1年のリターン
1 SBI・バンガードS&P500 0.0938% 47.80%
2 eMAXIS Slim 米国株式 0.0968% 48.0%
3 つみたて米国株式 0.2200% 47.9%
4 Smart-i S&P500 0.242%
5 i-Free S&P500 0.2475% 47.9%

※各社の2021年4月30日のレポートを参照

当然かもしれませんが、インデックスファンドであるため、過去1年間のリターンに大きな差はありませんね。

ただし、微妙な手数料の関係などで「eMAXIS Slim 米国株式」の過去リターンが1番となっています

そのため「SBI・バンガードS&P500」や「eMAXIS Slim 米国株式」のどちらかに投資をしておけばいいでしょう。

また、米国ETFでS&P500に連動する「VOO」の経費率は0.04%となっており、「eMAXIS Slim 米国株式」などよりも低コストで投資することができますが、確定申告が面倒なので私は投資をしていません。

より低コストで米国ETFに投資したい方は「VOO」に投資をしてみるのもアリでしょう。

まとめ

本記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

「eMAXIS Slim 米国株式」の概要/評判をまとめると次のようになります。

  • 「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は投信の中なら2番目に低コストで投資可能
  • 過去1年間のリターンは日本一
  • 投資信託なので元本割れの可能性はある
  • 長期投資する人に勧めたい1本

日本円の価値と国民の手取り年収は年々下がってきており、資産運用なしに貯蓄を増やすのは難しくなっています。

この機会に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」への投資を考えてみてください。

「eMAXIS Slim 米国株式」は「SBI証券」から購入することが可能です。

「SBI証券」の関連記事もありますので、ぜひ読んでみて下さい。

それでは、また。

星条旗

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