介護業界で転職を繰り返すとやばい?メリットとデメリットを解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • 介護業界で既に何回か転職をしている。
  • 転職を繰り返す事のメリットが知りたい。
  • 転職を繰り返す事でどんなデメリットがあるのか?

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、『介護業界で転職を繰り返すことのメリットとデメリット』をお伝えしたいと思います。

介護業界で転職は当たり前?

転職と言う言葉にマイナスなイメージを持つ人達は多いと思いますが、介護業界においてはあまりマイナスイメージを持たれることはありません

もちろん、5回、6回と転職を繰り返していたらさすがに採用する側もその人自身に何かあるのでは?と慎重になりますが、3、4回程度の転職であればそこまで深く悩まなくとも大丈夫です。

その理由としては、そもそも介護業界自体が人間関係や給与への不満から離職する人達が多く、仕事内容も職場によって大きな違いが無い為、より良い条件の職場を求めて転職する人達が多いからです。

特に、経験年数を積んだ介護士や介護福祉士の資格を所有しているのであれば、最初から好条件で働けるので劣悪な環境で何とか頑張ってストレスを溜めながら働く…といった我慢をせずにほかの職場を探される人達が多いのがこの業界の特徴です。

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介護業界で転職を繰り返す事のデメリットは?

実際に転職をしてみたけれど、その職場も自分には合わずまた転職をしようかと考えているけれど不安…と悩まれる方は多いと思います。

より好条件の職場を目指して転職活動をしていたはずなのに、前の職場の方がよかった…なんて事にならないように転職活動を繰り返す事のデメリットにはどんなものがあるのかを解説していきます。

昇格や昇給のチャンスを逃してしまう

昇格して役職が付くことで大幅な給与の上昇を期待できますが、その為にはそれなりに長い期間をひとつの職場で働く事が求められます。

もちろん介護士としてのスキルも求められますが、長く働くことで周囲からの信頼を得る事が出来て、初めてリーダーや主任、副ホーム長といったように昇格する事が出来ます。

しかし、リーダーや主任になっても基本給はほとんど変わらず、手当もたった数千円増えただけで面倒な仕事は全部押し付けられる…。なんて話もよく聞きますが、役職が付いた事で転職をする際にその実績をアピールする事も出来ますので、転職活動をするうえではとても有利になります。

もし、あなたが昇格を約束されていたり、リーダー候補として現在働いているのであれば、転職は時期尚早かもしれません。

新しい職場に慣れるまでが大変

介護士としての仕事であれば、身体介護や生活援助といったようにどこの職場でも変わりませんが、職場によってのハウスルールが存在します。

例えば、希望休は1日だけという職場もあれば、3日まで取得可能というところもありますし、有給に関しても申請方法が違ったり、会議の参加が全員参加必須であったり自由参加であったりとその職場によって様々なルールがあります。

それこそ、物の置き場もわからない、車いすもどこに置いていいのかわらない、グローブが足りなくなったけど何処から補充していいかわからない…といったように、細かい事かもしれませんがこのような環境の変化は心的ストレスが大きいので、やっぱり前の職場が良かった…と後悔しないように細かい部分も調べたり、聞いたりする必要があります。

また、新たな職場であれば最初の3ヵ月前後は試用期間として定められている施設が多いのですが、この期間にある程度仕事を覚えて独り立ち出来るようになれば何回転職を繰り返していたとしても問題なく正社員として雇用してもらえます。

何回も転職を繰り返していたら正社員として採用されないのでは…といった不安になる事もあるかと思いますが、一通りの介護スキルを身に着けていればそこまで悩まなくとも大丈夫です。

ただ、試用期間中は給料が少し低めに設定されている事が多いので、しっかりと確認するようにしましょう。

人間関係の再構築

人間関係が退職のきっかけとなった場合、転職後も同様に人間関係があまり良くない職場であったり、中々関係性が作れず馴染めなかったりしたらどうしようといった不安が出てくるかと思います。

介護の仕事はチームプレーですので、どうしても協力して行う仕事が出てきます。

相性が良くない相手と一緒だったり、夜勤が一緒だとそれだけで憂鬱になり仕事に行くのも嫌になってしまいますよね。

そういった事が起きないよう、面接の時に施設内を見学させて頂いたり、1~2日ほど実際に体験させて頂いたりする事で細かい部分の人間関係はわからないかもしれませんが、当たりがキツそうな人や職場の全体的な雰囲気は掴めるかと思います。

逆に、職場の見学や体験を断られる場合というのは、何かしら問題がありますので転職活動をする際の判断基準にする事も出来ます。全く職場を見ずに転職というのはギャンブルのようなものなので、絶対にしないようにしましょう。

 

介護業界で転職を繰り返す事のメリットは?

ここまでは転職を繰り返す事のデメリットを紹介していきましたが、こちらでは転職を繰り返す事で得られるメリットを紹介していきます。

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収入アップを見込める

転職を繰り返す事の最大のメリットとも言えるのが、給与の大幅なアップを見込めるところです。

長い期間同じ施設で働き続けているが、ほとんど給与が上がらず役職も埋まっていて昇格の見込みもないといった話は、小規模な施設や法人経営の介護施設でよく聞かれる話ですが、そのスキルや経験を活かして転職活動を行う事で給与面の交渉も可能ですし、介護福祉士の資格を持っていればより良い好条件での転職が可能です。

一度自分の持っている資格や経験年数を元に求人を探してみると、驚くほど高収入な求人もあったりします。

介護士は年収300万前後で低賃金、重労働の激務といったイメージがまだまだありますが、年収400万円以上の求人はよく見かけますし、非公開求人には500万をこえるような求人も実際に出されています。

今後のキャリアに期待出来る

求人の中には、、管理者候補やマネージャー候補、施設長候補といった求人も介護業界では多く出てきます。

つまり、キャリア採用というかたちで将来性を見据えた採用となりますので、施設長や管理者といったマネジメントを目指している場合は現在働いている職場でいつなれるかわからない状態で働くよりも、こういった求人に応募して転職をした方が目標に大きく近づくことが出来ます

もちろん求められるスキルは介護技術のみならず、コミュニケーション能力や指導力、リーダーシップも求められますが、転職を繰り返してきた事は将来管理者や施設長を目指していたため様々な施設で働いて自分のスキルを磨いてきた。というように自分の目標の為の転職だった事を熱意をもって伝える事で転職を繰り返してきたことはマイナスイメージではなくプラスのイメージに変わります。

2か月や3か月といったような短い期間で転職を繰り返していたのでは難しいかもしれませんが、ある程度の期間働いて転職を繰り返しているのであれば、キャリア候補として転職活動をすることが出来るのも大きなメリットになります。

転職で仕事のミスマッチをなくせる

介護業界で転職をするうえで一番大切なのは、自分が望む環境と働く職場の環境がどれだけ一致しているのかが重要になります。

給与面を重要視するのか、人間関係を重要視するのか、有給の取りやすさや残業時間等も気になりますよね。

何度も転職を繰り返す事でもう失敗したくないと思うあまり、焦って適当なところで妥協して就職したとしてもまた同じように辞めたくなってしまうといった事を避けるためにも、まずは自分が何を重要視して転職するのかを明確にしたうえで、順位を付ける事で妥協できる部分と譲れない部分が明確にります。

こうして譲れない部分を条件として求人を探す事で、仕事のミスマッチを無くし自分にとって快適な職場を選ぶ事が出来ます

転職を何回か繰り返している人ならばわかると思いますが、こういった情報を自分1人で、しかも仕事をしながら調べるのはとても大変な作業なので、自分が希望する条件だけ提示してあとはその希望に合うところを探してくれる転職エージェントに任せてしまうのが一番簡単にミスマッチをなくせる方法です。

介護を専門に扱う転職エージェントであれば、仕事内容がキツくて離職者が多いといった情報や、内部の人間関係まで様々な介護施設の情報を持っています。ただ、転職エージェントの中でも紹介料欲しさにこちらの希望もろくに聞かず案件を紹介してくる会社も少ならからず存在しているので信頼のおける介護専門の転職エージェントを利用する必要があります。

 

介護業界で転職を繰り返しても大丈夫!

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転職を繰り返す事で、今の職場よりも良くない環境の施設しか見つからないのではないかと不安になる方も多いと思いますが、介護業界は転職を繰り返してより良い環境で働こうとするのは当たり前の事なので負い目を感じる事は全くありません。

信頼のおける転職のプロと出会うためにも転職エージェントを利用するには何社か登録するのが基本です。

自分の希望をしっかりと聞いてもらい、自分の希望に合った職場を探す事で仕事のミスマッチを減らす事が出来、1つの職場で長く働くことが出来ますので何度も転職を繰り返して正社員として雇用されるのか不安な方や、中々自分に合った職場に出会えない方は転職をエージェントを利用してみましょう。