小学校受験の難易度ランキング!試験内容や受験校選びのポイントを解説!

この記事を読んでいるあなたは、

  • 小学校受験を考えており試験内容について知りたい
  • 小学校受験を考えており各小学校の難易度を知りたい
  • 小学校受験を考えており受験校を選ぶ際のポイントを知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、そんなあなたに「小学校受験の試験内容や難易度ランキング、受験校を選ぶ際のポイント」をお伝えしていきます。

小学校受験の試験内容とは

「小学校受験 難易度」

小学校受験は、本人だけでなく家族の努力が重要になってきます。

塾や幼児教室に任せるだけでなく、家庭での小学校受験対策のためにも、試験内容をしっかり把握しておく必要があります。

それでは、小学校受験の試験内容を解説していきます。

「行動観察」

「行動観察」では、初対面同士の子どもたちが集団で、ゲームやグループ遊びをしている様子を見て様々な能力をチェックします。

代表的な遊びは、積み木遊びやパズル、ごっこ遊びです。行動観察を通して子どもの社会性が読み取られます。

試験官は主に以下の3点をチェックしています。

  • 協調性
  • リーダーシップ
  • コミュニケーション力

行動観察が重要視される背景には、これまでの初等教育にありがちだった詰め込み教育よりも、集団生活における能力が学習効果を上げられることがあると考えられるからです。

友達と協力して遊べる子どもは、コミュニケーション能力や理解力が高く、学力が早く伸びる傾向にあります。そのため、将来の期待値が高い子どもを入学させたいと考え行動観察を行っているのです。

「ペーパーテスト」

「ペーパーテスト」は思考力をみるテストです。出題分野は多岐にわたり、いくつかの分野を網羅して出題されます。よく出題されるのは記憶の問題で、その他に以下のような問題があります。

  • 記憶の問題
  • 知識・常識の問題
  • 数量の問題
  • 推理の問題
  • 言語の問題
  • 知覚(図形)の問題

例えば、記憶の問題では、読まれる話を聞いて内容を記憶して問題に解答します。読まれる話は、学校によって短いところもあれば長いところもあります。

「面接」

面接はおよそ15分ほどです。子どもだけ、両親と一緒になど、面接形式は小学校によって異なります。子どもだけの場合、グループでの面接や行動観察の合間に子どもに声をかけ面接試験の一部としていることもあります。

  • 子どもへの質問は、
  • 食べ物の好き嫌い
  • 家庭での手伝い
  • 友だちとケンカした時の対応
  • 家庭で一番偉い人

食べ物の好き嫌いといった標準的な質問から、友だちとケンカした時の対応など、コミュニケーション能力をみる意味も兼ねて、さまざまな質問をされます。また、家庭での様子をみるために家庭のことを聞かれることもあります。

保護者への質問は、学校に関する質問と、子どもに関する質問があります。

  • 志望理由
  • 学校の教育方針についての理解
  • 子育てに対する意識
  • 育児方針

父母や親子間での答えに相違が出るのは、好ましくないので、面接の前には子どもに対する思いや考え方などを話し合っておき、考えを一致させておくことが大切です。

対策できる内容のものもあるので、事前に考えをまとめて想定問答を用意しておけば、リラックスして本番に臨めるでしょう。

小学校受験の難易度ランキング

「小学校受験 難易度」

【首都圏の難関私立・国立小学校の目安難易度ランキング】

順位学校名志願者数(A)
倍率
募集人数(B)
募集人員
充足率
(A)/(B)
難易度
指数
所在地
1慶應義塾幼稚舎175112.314298%12.6東京都渋谷区
2慶應義塾横浜初等部147913.7108133%10.3神奈川県横浜市
3早稲田実業学校初等部122811.4108163%7.0東京都国分寺市
4青山学院初等部5195.988109%5.4東京都渋谷区
5東京農業大学稲花小学校(実質)6929.672178%5.4東京都世田谷区
6東洋英和女学院小学部59211.850220%5.4東京都港区
7桐朋小学校(除く内部進学)422*9.246*185%5.0東京都調布市
8桐朋学園小学校6028.472179%4.7東京都国立市
9田園調布雙葉小学校3275.065*120%4.2東京都世田谷区
10立教小学校5104.3120112%3.8東京都豊島区
11成城学園初等学校3014.468*119%3.7東京都世田谷区
12立教女学院小学校5417.572204%3.7東京都杉並区
13暁星小学校(除く内部進学)526*6.680*186%3.5東京都千代田区
14成蹊小学校7096.3112180%3.5東京都武蔵野市
15東京女学館小学校4545.780166%3.4東京都渋谷区
16東京都市大学付属小学校4956.280198%3.1東京都世田谷区
17洗足学園小学校67913.650*444%3.1神奈川県川崎市
18聖心女子学院初等科5095.396186%2.8東京都港区
19日本女子大学附属豊明小学校2875.354*189%2.8東京都文京区
20光塩女子学院初等科(除く内部進学)272*4.955*205%2.4東京都杉並区
21森村学園初等部3824.486243%1.8神奈川県横浜市
22横浜雙葉小学校3354.280*255%1.6神奈川県横浜市

(参考:「【2021年最新】小学校受験・首都圏私立小学校合格難易度ランキング~25校の幼児教室別合格実績・入試倍率から考察~(2020秋実施)」)

上位の慶應幼稚舎、慶應義塾横浜初等部は両校とも倍率が高く、特に横浜初等部は好立地と受験しやすい日程が人気です。

また、学習院初等科と早稲田実業初等部も倍率が高いです。将来、学習院大学や早稲田大学に進学したいと考えている人は、小学校受験から挑戦しておくのもよいですね。

試験棄権者の情報やすべての合格者情報を把握は不可能なので、難易度は、あくまで目安として参考にしてください。塾や幼児教室では、経験と多角的な視点からのアドバイスがもらえるので、より専門的な内容を詳しく知りたい方は、志望校の合格実績がある塾や幼児教室に通うこともオススメです。

受験校を選ぶ際のポイント

「小学校受験 難易度」

何を基準に受験校を選ぶかは、人それぞれです。

国立と私立では、学費や学校の設備にも違いがありますよね。

それでは、受験校を選ぶ際のポイントを解説していきます。

国立小学校

国立小学校は授業料が無料となっています。国の教育研究機関としてふさわしい高度な教育を受けられるため、競争率と人気が非常に高いです。

私立小学校へ通わせたいけれども授業料が高くて払えない家庭や、転勤が頻繁にあるため私立小学校へ通えないため、転校できる国立小学校に通わせたいという家庭には、国立小学校がオススメです。

国立小学校の特徴的な選考方法に、抽選システムというものがあります。抽選システムは、名前の通り抽選で合格者を決めるシステムで、公平に入学者を決めるためにおこなわれます。

私立小学校

私立小学校は学校法人が運営しており、授業料は有料です。入学には試験による選考があります。教育課程は「学習指導要領」に沿うのが原則ですが、独自の工夫を凝らす学校がたくさんあり、独自の教育方針や校風があるのが私立の特徴です。

校風や教育方針が変わりにくいのも私立小学校のメリットでもあります。校長先生や担任の先生の異動の可能性がある公立小学校に比べ、私立小学校は経営者が変わること自体がめずらしく安定した環境で教育を受けられます。

また、居住地域にとらわれず、行きたい小学校に通えることも魅力です。

小学校受験は難易度を考慮して挑もう

「小学校受験 難易度」

小学校受験は、試験や面接など、乗り越えることがたくさんあります。しかし、それは1〜3年の間だけです。子どもの成長は早いです。子どもとしっかり向き合える貴重な期間だと思うと頑張れるでしょう。

また、小学校側は、先行を通してふるいにかけているのではなく、心から自分の学校に入学したいと思っている子ども、自分の学校に合った子どもを入学させたいと思っていると考えています。恐れずに、お子様と相性のあう学校を選びましょう。

また、両親がお子様に合う小学校だと思っても、肝心のお子様が合わないと感じてしまえば、入学後に苦労する、つらい6年間になってしまいます。ミスマッチを防ぐため、しっかりとお子様とコミュニケーションをとりましょう。

学校説明会や学校見学には、なるべくお子様と一緒に参加して、先生や学校の雰囲気をしっかり確認しておくことが大切です。

お子様の大切な将来のために、家族で協力して小学校受験を乗り越えましょう。