40代ニートが就職する方法は?現実、無職からどうすればいいかなど解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • 40代ニートで現状が不安
  • 40代ニートで今後が心配
  • 40代ニートで就職するための方法を知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、そんなあなたに「40代ニートが就職するための方法」をお伝えしていきます。

40代ニート、無職の人の現状

「40代 ニート」

40代ニートという現状に悩んでいる人も、その悩みは自分だけではありません。

40代ニートはたくさんいます。自分だけではないと思うと、少し気持ちが軽くなりますよね。

それでは、40代ニートの現状を解説していきます。

40代ニートの割合

中高年ニートの多くは、自宅に半年以上閉じこもっている「ひきこもり」の状態です。

驚くべきは、内閣府の発表によると40~64歳のひきこもりの数は、なんと全国で推計61万3千人にものぼるということです。これは、15~39歳のひきこもりの数である推計54万1千人を上回ります。(参考:「日本経済新聞 中高年引きこもり61万人 内閣府が初調査」)

内閣府はひきこもりを、自室や家からほとんど出ない状態に加え、趣味の用事や近所のコンビニ以外に外出しない状態が、6カ月以上続く場合と定義しています。データによると、ひきこもり期間は「3~5年」が21%で最も多く、7年以上となる人が合計で約5割を占め、「30年以上」も6%いたとのことです。

40代ニートの生活

こうした、ひきこもり生活を送っている40代ニートは、いったいどのようにして生計をたて、どのようにして生活を営んでいるのでしょうか。

ほとんどの40代ニートが、両親の年金など経済的援助で生活をしています。ニート生活では収入を得ることはできません。そのため、年金を受給している両親に経済的援助をしてもらい生活をしている人が多いというわけです。

また、ひきこもりのために交友関係は狭まり、悩みごとがあっても誰にも相談できない人がたくさんいます。40代ニートという現状を改善しようにも、実際にどのように行動すればよいかわからないとなかなか前に進めません。

誰にも相談できない状況はつらいですよね。家族との会話を増やしたり、昔の友人などに連絡をしたりするだけでも、気持ちが軽くなりますよ。

 今40代ニートの割合が増えている原因

「40代 ニート」

厚生労働省によると、「ニートとは、15∼34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者」と定義づけられています。

40代のニートが増えているというのは、当初は想定されていなかった状況なのです。どのような状況がそうさせてしまったのでしょうか。

それでは、40代ニートが増える原因を解説していきます。

両親からの愛で働かなくても生活ができている

これが最大の原因でしょう。収入がなければ生計を立てることはできません。食べていくためには働かざるを得ないので、無理にでも社会との接点を持つことになるでしょう。

しかし、両親からの経済的援助により働かなくて良いとなると、どうしても甘えてしまいますよね。両親は子どもを大切に思っています。生まれ育った家で、家族と一緒に過ごす時間は心地よいものです。しかし、家から出ないと社会復帰のチャンスはなかなか巡って来ません。

人間関係に疲れた

40代ニートの中には、学生時代からひきこもりを続けている人もいれば、社会人になり仕事を始めてからひきこもりになった人もいます。

40代ニートが増える原因のひとつに、学校や職場で人間関係トラブルにあい、そのトラウマからもう二度と傷つかないために、ひきこもりを選んでしまうことがあります。

一度ひきこもりになってしまうと、社会復帰をすることに対する精神的なハードルが高くなってしまいます。しかし、ひきこもりは一概に悪いことではありません。ストレスを抱えながら無理をし続けると、体調を崩してしまうことがあります。家でゆっくりと心と身体を休ませることは大切ですよね。

40代無職、ニートの現実。末路は悲惨?

そんな40代でニートの方ですが、どのような人生になることが多いのでしょうか。

無職、ニートのまま50代になり生活が続く

最も多いケースは、そのまま50代になるケースです。

親からの支援が続き、生活はなんとか成立しますが親の支援が止まれば暮らせなくなることは明白です。

こういった方は、2chやなんjなどで精力的に活動しているケースが多く見られます。

自暴自棄になる

どうすればいいかわからなくなり、死ぬしかないと精神的に壊れてしまう人も多いです。

特に女子は、無職のまま40代を迎えると結婚することが難しく、周囲からの眼差しで自暴自棄になってしまうケースが一定存在します。

40代ニートから就職、仕事を探す際のポイント

「40代 ニート」

ひきこもりから就職することは大変すばらしいステップアップですが、40代の就職活動は20代の頃よりもどうしても難しくなります。

そのため、ポイントを抑えて就職活動することをオススメします。

それでは、40代ニートから就職へのポイントを解説していきます。

生活習慣を整える

ひきこもりが長いと、生活リズムが乱れて昼夜逆転の生活をしている人が多いでしょう。就職活動は日中におこなわれるので、まずは、朝起きて夜寝るというリズムを取り戻しましょう

面接の前日だけ無理をしても疲れてしまい、よいパフォーマンスができません。そのため、就職を考え始めたときから睡眠サイクルを整えましょう。

また、深刻な運動不足も考えられるので、無理のない程度に軽い運動を取り入れていくことがオススメです。久しぶりに外に出たときの疲れを軽減させる効果があるでしょう。

年収など、条件にこだわりすぎない

同じ未経験でも20代と40代では、40代の採用確率は低くなります。年収などの条件を絞り込みすぎると、就職できる確率はどうしても下がってしまうので、なるべく間口を広げて応募することが大切です。

特に、過去にアルバイトの経験しかなく職歴なしだと、かなり採用確率が下がるので、広く応募してみましょう。

職種や勤務地、給料など、条件にこだわりすぎなければ、40代でも就職できる企業はあります。

苦手な仕事を無理にする必要はありませんが、希望の条件と採用確率の高い求人の条件をすり合わせて、採用確率を高めましょう。

40代ニートが就職する方法

「40代 ニート」

40代ニートの就職活動は簡単ではありません。しかし、ニートの社会復帰を応援する、正社員経験のない人のための就職支援をおこなう機関も増えてきています。

就職をして社会復帰をするために、モチベーションを維持することが大変です。

それでは、40代ニートが就職する方法を解説していきます。

 ハローワークに相談する

「ハローワーク(公共職業安定所)」とは、主に職業紹介事業をおこなっており、求人の紹介や、職業訓練に関する相談が受けられます。また、就職困難者を支援するセーフティネットとしての役割を担っており、民間が運営する一般的な転職エージェントと同じく、求職者の利用は無料です。

注目すべきは、正規雇用を目指す就職氷河期世代の方の、就職支援のための専門窓口が設置されているハローワークもあるということです。

正社員を目指す就職氷河期世代の方に対して、生活設計から求人の紹介、就職後の定着支援まで、専門スタッフが支援してくれます。安定した就労の経験が少ない人も対象になるので、安心して相談できますね。

公的職業訓練(ハロートレーニング)の案内や、生活設計やキャリアに関する相談支援、応募書類の作成支援もしてくれるので、就職への道により早く近づけるでしょう。

転職エージェントのサポートを受ける

「転職エージェント」とは、転職支援のプロがマンツーマンでキャリアカウンセリングを行い、自分でも気づけない客観的な強みや特性を引き出し、最適な求人企業を無料で紹介してくれるサービスです。

書類選考に通過しやすくなる職務経歴書の書き方や、面接対策として応募している企業の人事担当者が面接でどんな質問をし、どのような要素をもった転職者を重視するのかなどをアドバイスをしてくれます。

無職期間の説明や応募企業への志望動機など、どのような伝え方をしてよいか悩んでしまうことも、一緒に考えてくれるので非常に心強いですよね。自分一人で就職活動をおこなうよりも、安心感を感じられるとともに、採用確率も高まるでしょう。

また、転職エージェントの場合は、面接の日時調整や条件交渉などを、キャリアパートナーが代行してくれます。長らく社会との接点を断っていた40代ニートにとっては、面倒な手続きを代わりにおこなってくれる転職エージェントを利用することで、精神的な負担が軽くなりますよね。

なお、初めてもしくは久々の就職におすすめなのは、「JAIC」です。

ニート・フリーターの就職支援で多くの実績があり、40代の方にもおすすめの転職エージェントです。

>>JAIC
公式サイト<<<

40代ニートまとめ

「40代 ニート」

自分の未来のため、また、生活を支えてくれた両親への親孝行のためにも、40代ニートをやめて就職しましょう。

家にいる時間は心地よく安らぎを感じるかもしれませんが、乱れた生活週間や運動不足により健康にも悪影響を及ぼします。立ち止まっているだけでは状況は好転しません。いざ仕事を始めてみると、やりがいをもって楽しく働ける可能性は大いにあります。

勇気を出して一歩踏み出すことで、明るい未来を手に入れられるでしょう。