あなたは、「手に職を持つならITエンジニアがいいのではないか」とIT業界への転職を検討していませんか。
しかし、未経験で転職できるのか、未経験から転職してもやっていけるのかなど、不安は尽きないと思います。
そこで、今回は完全未経験からエンジニアに転職した私が、転職するために意識すべきポイントついて紹介していきたいと思います。
少しでもITエンジニアを目指している方の参考になれば幸いです。
IT業界へ転職したい理由と目的を明確にする
転職先を決めるにあたってまず考えたいのは、どのようなITエンジニアになりたいかということです。
- ・ホームページデザインなどのWEB系エンジニア
- ・AIやビッグデータといった先端技術を持つ機械学習系エンジニア
- ・業務系システムのエンジニア
など、なりたいエンジニアの方向性によって探す転職先と学習すべき内容が違ってきます。
まずは、何を会社に求め、自分が何をしたいのか、目標と目的をはっきりさせましょう。
目標や目的がはっきりさせることで、面接で伝える内容にも具体性が出ます。
また、IT関連の会社といってもその種類も数も様々ですので、自分の目標が達成できる会社か、やりたいことができそうかを判断する基準を明確にできます。
ただ、最初のうちはやりたいこととは違う内容の業務につくことも多くあります。
自分はどのような目的で転職したいのか、転職先に求めるものは何なのかをはっきりさせつつ、柔軟性とどこかで妥協できるだけの余裕も持つようにしましょう。
ITエンジニアに転職するための手段を決める
では、IT業界へ転職するための活動方法にはどのようなものがあるのか。
代表的なものをメリット・デメリット含めてみていきたいと思います。
民間の転職サイトを利用する
リクナビNEXT、doda、マイナビなどの大手転職サイトを利用すると、会社の採用担当者と直接のやり取りになりますので、会社の雰囲気をつかみやすいというメリットがあります。
デメリットとしては、自分で全てやりとりをやるというのは手間がかかるという点があります。
最近ではIT会社専門の転職サイトに登録しておくだけで求人情報が届くスカウトの仕組みなどもありますので、自分の条件にあったサイトを探すといいでしょう。
ちなみに、IT業界専門の転職サービスについては、別の記事で解説しています。
転職エージェントを使用する
リクルートやマイナビなどが行っている転職エージェントを利用すると、ホームページでは公開していない募集情報を見せてもらえたりします。
ただ探すより、エージェントに登録することで、職務経歴書のサンプルをもらえたり、オンラインで職務経歴書を作成することができるシステムを使えたりします。
またエージェントが話をしっかり聞いてくれるので、希望条件を伝えやすいし、会社についての雰囲気や情報が分かりやすく、また面接についてのアドバイスなどもしてもらえます。
メリットは多いですが、直接会社とやりとりはできないので、選考に落ちた場合の理由などが不明なままになることもあります。
IT業界への転職に向けてプログラミングの勉強をする
全く何も知識のない未経験よりは、プログラミングの知識を持っていたり、少しでも学習をしている方が印象もよく、採用率も上がります。
専門学校に通ったり、独学で勉強したり、プログラミングの勉強方法は様々です。
インターネット上にも情報はたくさんありますし、オンライン講座などもあります。
実際に実務につくと、勉強とは違うことも多く、また必要な知識や求められるスキルが高くて、苦労することも少なくはありませんが、できる範囲で少しでも自分で学習をしておくようにしましょう。
独学で勉強する
本を読んだり、ネットで調べたり、オンライン講座を受けたりと、独学での勉強方法もかなり充実しています。
しかし一番大事なのは、まず作ってみることです。
まずは手を動かして、最低1個は形として動くプログラムを完成させてみることが、プログラミング学習の早道です。
本を選ぶ際も、用語や知識だけではなく、実際にプログラムを作って動かせる内容が載っている本を選ぶといいでしょう。
ちなみに、独学で勉強する場合におすすめの本については以下記事でまとめています。
プログラミングスクール、専門学校に通う
独学だけでは、解決できない課題等で挫折してしまうことがあるので、多少独学で理解ができたらプログラミングスクールや専門学校の無料体験へ行ってみましょう。
ちなみに、おすすめのプログラミングスクール、専門学校については以下記事でまとめています。
プログラミングを学ぶにあたり、プログラミングスクールを検討している人は多いのではないでしょうか。 独学で勉強する方法もた…
OJTを利用する
OJTと呼ばれる、実務を行う中で研修をしていくシステムを持っている会社などであれば、未経験でも実際に現地で勉強しながら仕事をすることができます。
OJTに取り組んでいる会社を探してみるのも一つの方法です。
まとめ:IT業界への転職は、意欲や向上心、目的をしっかり持つのがポイント
ITエンジニアは転職したら終わりではありません。転職後も、常に学び続ける姿勢を持ち続けなければなりません。
実務から学べることも多いですが、それ以外にも情勢を見て、自分なりに新しい知識や情報収集をし続ける必要があります。
最近であれば情報セキュリティ関連の知識なども、持っていればアピールのポイントになります。
未経験の場合は、どれだけスキルアップに対する意欲や向上心があるかを求められますので、自分の進みたい方針をしっかりと定めて目標を決めたうえで、転職活動を行いましょう。