この記事を読んでいるあなたは、
- 「転職に有利」
- 「副業ができる」
- 「ITに強くなりたい」
などの理由でプログラミングに興味を持っていませんか?
しかしながら一方で、
こんなことを思っていませんか?
スクールが難しいとなると、まずは独学で基礎を学ぶという選択になります。
そして独学するにあたって考える選択肢の一つして「本を読んで学ぶ」ことがあげられますが、そもそもどのような本を選んだらよいか分からない場合が少なくありません。
この記事では、そんなあなたが独学でプログラミングを学習するときにおすすめの本をご紹介します。
書籍名 | 特徴 | 購入ページ |
---|---|---|
独学で身につけるためのプログラミング学習術 |
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スラスラわかるHTML&CSSのきほん |
| Amazon公式 |
高校生からはじめるプログラミング |
| Amazon公式 |
これからはじめるプログラミング基礎の基礎 |
| Amazon公式 |
プログラミングを本で独学する理由は?
この記事を読んでいるあなたは、
と頭の片隅で思っていることではないでしょうか。いや、思っているはずです。というよりも思っていると信じてやみません。
しかしながら結論として、Webサービスよりも本での学習がおすすめと断言します。
いまやProgateを筆頭に、世の中には簡単にプログラミングを学習できるWebサービスが多数存在します。
そういったもので独学するのもたしかにおすすめです。
しかし、Webサービスでの学習には大きなデメリットがあると思っています。
それは「環境構築について学習できない」ことです。
Progate等のWebサービスで独学した場合によく陥るパターンとして、
このような、Webサービス上で指示されたプログラムを書けるようにはなったけれど、そのプログラムをどこでどう使えばWebサイト・Webサービスが作れるのかちんぷんかんぷんというよくあるパターンが存在します。
あなたもそんな1人かもしれません…
これは、Webサービス上に用意された環境でのプログラミング学習では、基礎的なサーバの知識やテキストエディタの使い方などを身につけるのが難しいためです。
ほぼ全ての、Webサービスだけで独学した初心者は、
「Webサービス上でプログラムを書くこと」と、「自分のPC上で書いたプログラムを世の中にWebサイト・Webサービスとして公開すること」の間にそびえる大きな壁を乗り越えられずにやる気を失って撃沈していきます。
その点、本での独学なら基礎的なサーバの知識とテスト環境の構築についてや、テキストエディタについても言及があることが多いので↑のパターンに陥りにくいです。
※もちろん、本を読んだらすぐになんでもできるようになるわけではないですよ!
結論として、重ねてですが独学ならWebサービスよりも本での学習がおすすめと言えます。
プログラミングを独学するときにおすすめの本4選
それでは、実際におすすめの本を紹介していきますが、
正直なことを言えば、プログラミングを独学するうえでおすすめしたい本は多数あります。(数十冊程度)
しかしながら、初心者がプログラミングを独学するうえで数十冊に目を通すのは難しいと思います。
そのためあえて4つにしぼって、初心者だった頃の筆者がプログラミングを独学した際に「わかりやすい」と感じたおすすめの本を紹介します。
どれも中・上級者には物足りないかと思いますが、初心者の独学にはぴったりの本だと思います。
まずは1冊だけでも目を通してみてください。
それでは、実際におすすめの本4選を紹介していきます。
独学で身につけるためのプログラミング学習術
タイトルからして、まさに独学でのプログラミング学習者にぴったりの本です。
導入部分で、高校時代に落ちこぼれだった著者が、いかにプログラミングによって人生を変えたかが語られており、
- 「多くの方にブログラミングのすばらしさを知ってほしい」
- 「プログラミングを学んでほしい」
という熱い気持ちが伝わってきます。
上から目線での説明ではないので、読んでいて抵抗感がありません。
目次にも
- 「プログラミングってそもそも何なのか」
- 「プログラミングで何ができるのか」
などの項目があり、プログラミングの初心者が疑問を持ちやすい点や学習するうえでのマインドセットについても丁寧に説明されています。
また、ある程度理解が進んだ後に参考書籍を選ぶときの注意点や、プログラミング学習に役立つサイトなども紹介されており1冊読み切った後のことも考えられています。
Webページ、便利ツール、アプリケーション、ゲーム、AI(人工知能)など、作りたいものごとに学習法が説明されており、参考図書も豊富です。
一点だけ、プログラミング学習のロードマップがやや見辛いところがデメリットですが、内容は総じて初心者にとってわかりやすいものとなっています。
「まずは一冊読んでみよう」という方におすすめの一冊です。
スラスラわかるHTML&CSSのきほん
ここまでに紹介してきた2冊はプログラミング全般に関わる内容でしたが、この「スラスラわかるHTML&CSSのきほん」は、タイトルどおり、HTMLとCSSに特化して書かれています。
プログラミングと一口に言っても、HTML、CSS、JavaScriptなどWebページ作成用のものから、iPhoneのアプリを作れるSwift、機械学習やAI開発で広く使われているPythonなど、さまざまな種類があります。
その中で、「プログラミング初心者はまずHTMLとCSSを学習すべき」とよく言われます。
その理由は、これらの言語が比較的難易度が低く習得しやすいこと、また、これらの言語を学ぶことで基本的なIT用語を学習できるためです。
※厳密に言えば、HTMLとCSSはプログラミング言語ではないと言われますが…
そのHTMLとCSSについて詳しく説明されているのがこの「スラスラわかるHTML&CSSのきほん」です。
一点だけ、ある程度HTML、CSSをわかっている方には物足りないと感じる内容である点がデメリットです。
ただ、WordPressや無料ブログなどでブログを書いている方は、この本を通して表現の幅が広がったり、Googleに評価されやすい内部対策をしていくうえで基礎となるHTMLの知識が身につくのでおすすめの一冊です。
イラストも豊富で、項目ごとにステップバイステップ方式で書かれているので、初心者にとって理解しやすく安心です。
高校生からはじめるプログラミング
基礎を学びながら、何か実際につくっていきたいという方には「高校生からはじめるプログラミング」もおすすめです。
この本は、N高校で実際に使用されているプログラミング教育メソッドで、まったくの初心者にもわかるようにHTML、CSS、JavaScriptがわかりやすく説明されています。
内容としては、じっくりと取り組んでいくというよりもスラスラ進めていけるような内容となっています。(ページも200ページちょっとです。)
一点だけ、既に何冊か別の本に目を通してある程度プログラミングがわかったという方には正直物足りないです。
また、表紙のSAO(ソードアート・オンライン)については、内容とそんなに関係ないので、ファンの方はSAO目当てで買うとがっかりしてしまうかもしれません…
ただし、基礎を理解するという観点でいうと非常に良い本だと感じています。
章の流れ通りに取り組めば、プログラミングの基礎が理解できると感じます。
各章でHTML、CSS、JavaScriptをそれぞれ学習し、総仕上げとして「『あなたのいいところ診断』ページを作る」という章立てになっています。
基礎を独学しながら、何かつくってみたいという方におすすめの一冊です。
これからはじめるプログラミング基礎の基礎
具体的な学習方法というよりも、
- 「プログラミングとは何か」
- 「なぜ必要なのか」
- 「どのような仕組みなのか」
ということを、概念的に説明している本です。
目次を見ると、
- コンピュータと仲良くなろう
- コンピュータが動く仕組み
とあり、プログラミングを学ぶ前の基礎知識から書かれています。
「変数」や「データ型」など、プログラミングでは必須だが一般にはあまり使用しない概念も図や例えでわかりやすく説明されています。
一点だけ、導入書にしてはやや分厚いのがデメリットです。(300ページ程)
「ページ数が多い本は苦手…」というあなたは、挫折してしまう可能性もあるので、この本だけを最初に読むよりも他の本で実際にプログラミングに少し触れてから、あらためて本書を読むことをおすすめします。
挫折せずに目を通すことができれば「なんとなくわかる…」という段階から、「なるほど、そういうことか!」と腑に落ちること請け合いです。
しっかりと基礎を学習していきたいという方におすすめの一冊です。
プログラミングの独学はまず本から
今回、
- 「プログラミングの学習方法を学ぶ」
- 「プログラミングの概念や基礎知識を学ぶ」
- 「Webページ作成のための言語をやさしく学ぶ」
- 「高校生からはじめるプログラミング」
の4種類の本を紹介しました。
もちろん、これらの本を読んだからといって、プログラミングが完璧にわかるようになるとか、なんでも作れるようになるといったことはありません。
プログラミングを独学するうえで最も重要なことは、「実際にプログラムを書いてみること」です。
ただし、まずは基礎的なことを学習しなければ何も書けないのは事実です。
最初は苦しいかもしれませんが、まずは1冊という気持ちでがんばって独学しましょう。