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30代後半から介護職への転職は大丈夫?資格や失敗しない職場の選び方について解説

30代後半介護職

この記事を読んでいるあなたは、

  • 30代後半で介護職への転職を目指しているが、仕事内容が不安。
  • 30代後半という年齢で介護職が出来るかどうか不安。
  • 介護職に資格が必要なのかを知りたい。
  • 転職に失敗したくないが、どんな職場を選んでいいかわからない。

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、30代後半で介護職への転職を考えたときの不安や失敗しない職場の選び方をお伝えしたいと思います。

目次

30代後半でも問題ない!介護職の仕事内容とは?

介護記録

漠然とした「介護」というイメージで何となく仕事の内容は想像が出来るかと思いますが、実際の現場ではどんな仕事内容なのか明確でないと不安ですよね。そこで、実際に行っている介護の仕事を大きく3つに分けてまとめています。もしかしたら、介護職についてあなたが思っていたのとは少し違ったイメージを持たれるかもしれません。

身体介護

介護の仕事で大部分を占めるのがこの身体介護と言われるものです。

高齢で身体の自由が利かなくなったり、なんらかの障害によって自分自身で歩くことが出来なくなってしまった方の車いすを押したり、体を支えて移動する移動介助

自分で食事を召し上がる事が出来なくなってしまった方へ、お食事を食べる為のお手伝いをさせて頂く食事介助

腕が上がらない、ボタンを留めることが出来ないといった方への着替えのお手伝いをさせて頂く着脱介助

ご自身でトイレに行くことが出来ない、ズボンを下げる事の出来ない方への排泄介助

この他にも、入浴のお手伝いや歯磨きといったように私達が当たり前に行っているような行動ですが、人間が人間らしく生きる上で必要な動作のお手伝いをさせて頂くのが身体介護です。

生活援助

介護職のお仕事には、上記のような身体介護以外にも生活する上で必要な生活援助というものもあります。

直接的な介護ではなく、お部屋の掃除や洗濯、食事を作ったりといった家事も仕事として行う事もありますが、こういった援助は高齢者施設では基本的にはありません。ですので、掃除や料理が苦手な方でも安心してください。自分に合った仕事を選べるのも介護職の魅力の1つです。

また、施設型と違って介護士が直接、介護が必要な方のご自宅へお伺いして掃除や炊事といったお仕事を行う訪問介護といった形態だと、施設型とは違い、生活援助が多くなる事もありますので、主婦の方が空いた時間で1~2時間のパート勤務で働いている方も多いですね。

 

書類の作成等

介護職の中でも以外と知られていないのが、書類の作成といった仕事です。

介護の仕事には様々な書類があり、どれも介護施設を運営していく中で重要な書類なのでどうしても書類業務が多くなりがちです。

事故報告書

転倒などの事故が起こった際に、どうしてその事故が起こったのか?その事故を防ぐために次回からどのような対策をするのか?といった内容を記載する報告書で、市区町村等に提出する事もある書類です。

ヒヤリハット

事故には繋がらなかったが、危うく事故になりそうだった時に記載する書類です。例えば、Aさんに提供するはずの食事をBさんに提供しそうになったが、直前で気づいた。薬を飲んでいただく際に違う方の薬を持ってきてしまい、危うく誤薬しそうになったといったようなヒヤッとしてハッと気づいた事でま逃れた出来事を記載する書類になります。

苦情報告書

介護サービスの利用者様や家族から受けた苦情を記録する書類です。食事が美味しくない…などその内容は多岐に渡ります。
この書類は介護士が書く施設もあれば、ホーム長やリーダーが書く場合もありその施設によって様々です。

介護手順書

1人1人の利用者様に対して、どのように介護を行うのか?といった内容を細かく記載している書類になります。
この手順書がある事で、初めて援助に入る時でもどのように援助をすればいいのかが一目でわかるのでとても重要な書類になりますが、経験を積んだ介護士が作成する事が多いです。

簡単に4つほど例としてあげましたが、この他にも職場によって様々な書類があります。
一昔前までは手書きが多かったので、時間も取られてしまい書類を作成するだけで残業に…なんて事も少なくはありませんでしたが、今ではほとんどがパソコンやipadでの入力となっていますので大幅に時間の短縮になっています。

中にはテンプレート化され、項目を選んで少し追記するだけで終わりといったように、介護業界のIT化が進んでいますので、仮にパソコンを全く触った事がなく不安な方もいるかもしれませんが難しい事は全くありませんので安心してください。

 

介護職で30代が重宝される理由

介護の人材

30代での転職となると少し不安に思われる方も少なくありません。それも30代の後半での転職となるとその不安は更に大きなものになると思います。

しかし、介護職で30代というのは大げさに聞こえるかもしれませんが年齢だけで採用されるくらい重宝される存在です。

ではなぜ介護業界が30代を欲しがるのか?その理由をお伝えします。

30代の介護士が不足している

介護士の平均年齢というのをご存じでしょうか?CMやドラマなどで若い人が多いといったイメージを持たれるかもしれませんが、公益財団法人 介護労働安定センターによると、訪問介護員では48.3歳といった調査結果が出ています。

そんなに年齢層が高いの!?と驚かれる方も多いかもしれませんが、実際に介護求人を出すと60代からの応募や50代後半からの応募が当たり前にあり、その中でも動けそうな人を選ぶも体力が続かなかったりと言った理由ですぐに辞めてしまい、また応募を出す事に…といった悪循環に陥ってしまうため30代からの応募があった場合、雇う側からしてみれば何としてでも欲しい人材となりえるのです。

長期的なキャリアを見込める

30代後半での介護業界への転職は珍しい事ではなく、どちらかというとデメリットよりも大きなメリットがあります。介護業界の中ではまだまだ若い30代ですが、ホーム長や副ホーム長といったポジションを目指せる位置でもあるのです。

介護施設を運営している大手の求人だと、管理者候補、ホーム長候補、SV候補といったかたちで実際求人に掲載されています。

人手不足が深刻とも言われている介護業界ではありますが、それは何も現場で働く介護士に限った話ではありません、現場の介護士をまとめ、施設運営に携わる管理者やホーム長といった役職も不足しているのが現状です。

実際、未経験の無資格で入った20代の男性がたったの2年でキャリアアップ制度で副ホーム長になったという話もありますし、現場で経験を積みもう一つ上の段階にランクアップさせる為にも、介護業界は30代といった働き盛りの年代を求めています。

 

介護職に転職するのに資格は必要?

介護業界に転職するにあたって、資格がないと働けないのか?もしくは最初から資格を持ってた方がいいのかといった不安や疑問を解消していきたいと思います。

無資格でも問題なく就職可能

結論から言ってしまえば、無資格でも何も問題はありません

ただ、業態によっては資格(初任者研修以上)が必須の業態もありますので、自分が望む業態によっては資格が必要な場合もあります。しかし、一般的な高齢者施設である特別養護老人ホームや介護老人保健施設、有料老人ホームでは無資格でも問題なく働く事が出来ます。また、そういった求人には基本的に無資格OKと書いてありますので、気兼ねなく応募する事が出来ます。

資格が無いことで不利になる事も…?

資格の有り無しが合否に直結するかと言われると、30代後半であれば特に不利になるような要素ではありません。ただ、資格があるかないかで変わってくるのは給与面で差が出てきます。

介護士が受ける資格の順番として、最初に初任者研修、そのあとに実務者研修、そして介護福祉士といったように3段階のステップアップとなっていますが、正直なところ初任者研修は受ける意味ほぼありません。初任者研修を持っていなくても次の段階の実務者研修を受ける事が出来ますので、資格取得を目指すのであれば、最初から実務者研修を取得するようにしましょう。

また、実務者研修の資格を取得するのには、大体10万円以上の費用がかかりますが、職場によっては資格取得支援を行っているところであえば、一部補助してくれたり、全額補助なんてところもありますので、無資格で介護職への転職を考える際には、資格取得支援に力を入れているところに入社するのも良いかと思います。

 

介護職への転職に失敗しない職場の選び方

介護の業界には、デイサービス、グループホーム、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、訪問介護、有料老人ホームといったように、一言で介護業界といっても様々なサービスの形体に分かれています。

その中で、絶対に失敗しない職場の選び方をお伝えします。

どんな勤務形態で働きたいのか

例えば、日中の9時~18時で働きたいのか、もしくは3交代制の早番(7時~16時等)、遅番(11時~20時等)、夜勤(夕方~翌朝)といった枠組みで働きたいのか、それとも夜勤だけを専門として働きたいのか。そこを明確にしておく事は、介護業界へ転職する上でとても大事な部分になります。

働きたい時間帯によって業態も異なってくるため、正社員、パート勤務問わず、自分が働きたい時間を明確にする事で求人を絞る事も出来ます。

夜勤はしたくなかったのに、面接に行ったら夜勤もあると言われた…。

なんて事にならないように、最初から「夜勤なし」といったかたちで業態を絞って求人を探すことも出来ます。

転職する際に必ず見ておくポイント

介護業界に転職する上で必ず見ておきべきポイントがいくつかありますので、ここは必ずチェックするようにしましょう。

離職率

介護士が仕事を辞める理由の第一位はなんだと思いますか?仕事がキツい?それともお給料が安いからでしょうか?実は介護士が仕事を辞める理由の第1位は人間関係なんです。

転職サイトの求人を見ていて、良さそうなところを見つけたら必ずその職場の離職率を調べてみて下さい。明らかに離職率が高いところは基本的に仕事内容ではなく、人間関係に問題があるところが大半です。

新しく介護職員が入っても、イジメ等によってすぐに辞めてしまう。問題職員を数人抱えていて、人員が安定しない。

介護職に限った話ではありませんが、こういった職場が一定数存在するのも事実ですので、インターネットで調べたり、面接の時に聞く事はとても重要なポイントになります。また、自分で聞きにくい際には、転職エージェントを利用して聞いてもらいましょう

資格取得支援制度

会社によって様々な資格取得支援制度を行っています。合格したらお祝い金として数万円貰えるといった内容であったり、中には資格取得の為の費用を全額負担してくれるような会社もあります。

無資格で介護職への転職を考えている場合、こういった資格取得支援に力を入れている職場を紹介してもらう事も重要です。

資格取得支援に力を入れている職場であれば、資格の取得に必要な実習期間を有給にしてくれたりといった気遣いもしてくれる職場が多いので気持ち的にも、体力的にも余裕をもって資格取得を目指しながら働く事が出来ます。

こういった情報は中々求人票の中だけでは調べる事が出来ない為、介護専門の転職エージェントに聞くことで様々な情報を得る事が出来ます。

キャリアアップ制度

将来どういったポストに就きたいのか?そのポストに就くためにはどういった要件があるのか?昇給や昇格の為の条件はどうなっているのかが明示されている事でモチベーションのアップにも繋がりますよね。

ホーム長や副ホーム長を将来的に目指しての転職を考えているのであれば、このキャリアアップ制度を導入している会社に入る事が一番の近道です。

また、未経験、無資格でも管理者候補として入社出来れば、あとは自分の頑張り次第でどんどん上のキャリアを目指していく事が出来ます。ただ、こういった管理者候補であったり、ホーム長候補の求人は非公開求人とされている事がほとんどですので、一般的な求人から探すのは難しいかもしれません。

転職には介護専門の転職エージェントを利用する

介護職はどこも人手不足といわれ、売り手市場の業界です。つまり、就職を希望する側が有利となっているため、企業側は出来るだけ自分達にとって有利な条件で雇用しようとしてきます。何も知らなければそのまま雇用契約を結んでしまいますが、間に転職エージェントを挟むことによって、就職する側に有利な条件で雇用してもらえる可能性が大幅に上がります。

少なくとも不利な条件で契約する事はありませんし、こういった転職エージェントや紹介会社は、人を紹介して雇用してもらう事で報酬を得ますので、利用する側は完全に無料で利用出来ます。

様々な転職エージェント会社がありますが、介護職の場合、介護専門でおこなっている転職エージェントがいますのでそこを利用するのが1番安心の方法です。

介護を専門に扱っている転職エージェントなので、こちらが希望する条件に合う介護の業態、職場を選べます。

  • 給与面はもちろん、年間休日は何日あるのか?
  • 人間関係が良好で離職率が低い職場
  • 管理者候補としてのキャリア採用のある求人
  • 資格取得支援が充実しており無資格でも働ける職場

こういった要望を聞いてその条件に合う職場を探すのが介護専門の転職エージェントの仕事なので、無料で利用出来るなら使わない手はありません。

エージェント会社とのやりとりも、電話が苦手であればメールやラインといった方法でのやり取りも可能ですし、履歴書の書き方から面接のポイントまで教えてくれるところまで、一言でエージェント会社といっても様々な介護専門のエージェント会社があります。

複数の会社に登録して自分に合った担当の方を選んでもいいかもしれません。

30代後半で介護職への転職に不安を抱える事はない

介護専門エージェント

介護の世界で30代というのは、これからのキャリア形成を見込めるとても貴重な“人財”です。

これからも介護の需要は上がる一方ですので、地道に仕事をこなしていく事で安定したキャリアを形成していく事が出来ます。

また、国家資格である介護福祉士を取得すると収入も大きく上がります。

数年前まで312万前後だった介護福祉士の年収が、介護報酬の改定で今では平均で377万円と他の業種では類をみない大幅な上昇傾向にあります。あくまでも平均ですので、年収500万をゆうに超える介護士も実際に多く見られています。

資格が無くとも、資格取得支援で働きながら資格も取得できますし、介護専門の転職エージェントを利用する事で自分に合った職場を紹介して貰い、様々な情報を得る事で少しずつ不安は解消されていきます。

介護職へ転職する事に不安をもっていた方もこの記事をみて一歩踏み出して頂けたら幸いです。

 

 

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