この記事を読んでいるあなたは、
- 仕事にやりがいを感じない
- そもそも仕事にやりがいって必要なの?
- 仕事にやりがい以上に大切なものは?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「仕事にやりがいはいらない理由と、やりがい以上に大切にしたいこと」をお伝えしていきます。
仕事にやりがいはいらない?そもそも仕事のやりがいとは?
結論からいうと、仕事にやりがいはなくても問題ありません。
ただし、なくても問題はないがあるに越したことはないともいえます。
- 仕事のやりがいとは
- 会社が仕事にはやりがいが必要だという理由
- 仕事にやりがいはなくてもいい理由
1つずつ解説していきます。
仕事のやりがいとは
そもそもやりがいとは、心の充実度を指す言葉です。
その仕事をしている最中や仕事の結果から得られる「心の張り合い」のことを、仕事のやりがいといいます。
同じ会社で同じ仕事をしていても、人によってやりがいを感じる部分は違うはずです。
- 責任ある仕事・ポジションを任されている
- お客さんから感謝される
- 世の中に貢献していると感じる
- 同僚社員や競合他社と数字・成績を競う
やりがいは人によってバラバラなので、自分にとってのやりがいが分からないという方もいるでしょう。
やりがいに正解はありません。
仕事にやりがいを見いだせないとしても、悩む必要はないのです。
会社が仕事にはやりがいが必要だという理由
一般的には「仕事にやりがいは必要だ」といわれています。
企業の風土として、やりがいや働きがいを高めようとしている会社も多いのではないでしょうか。
仕事にやりがいが必要だといわれる理由は、仕事にやりがいを持つことで「その仕事に必要なスキルや知識を効率的に習得できるようになる」からです。
そしてその結果、会社に利益が見込まれるために、仕事にやりがいが必要だといわれているのです。
人間は、自分が興味があることに対しては意欲的に取り組み、知識やスキルを自ら身に着けていきます。
逆に興味がないことに対しては意欲的に取り組めず、知識やスキルもなかなか身に付きません。
例えばあなたがFX投資に興味があるとしたら、FXに関する知識を自ら身に着けようと、書籍やブログ記事などを意欲的にチェックするでしょう。
仕事にやりがいを感じないと、仕事に興味を持つこともできません。
仕事に興味がない→知識やスキルが身に付かない→成果に繋がらない
という構図が出来上がります。
仕事にやりがいが必要だといわれている理由は、その仕事や会社で長く働くこと・成果を上げていくことが前提となり、会社の発展のために必要視されているのです。
仕事にやりがいはなくてもいい理由
仕事にやりがいはなくてもいい理由は、やりがいを感じなくても仕事はできるから、そして仕事にはやりがい以上に大切なものが3つあるからです。
やりがい以上に大切なもの3つを満たしたうえで、更にやりがいを感じられればなおベストでしょう。
仕事のやりがいは絶対に必要なものではなく、あるに越したことはない程度のものなのです。
仕事でやりがい以上に大切にしたい3つの余裕とは
仕事にやりがいを求めるなら、以下の3点を十分に満たしてからでも遅くはないでしょう。
- お金の余裕
- 時間の余裕
- 心の余裕
それぞれ詳しく解説していきます。
お金の余裕
お金の余裕無しには、仕事のやりがいについてなど頭を悩ませることはないでしょう。
そもそも、誰もが根底には「お金のために働いている」という事実があるはずです。
いくら充実感を感じながら働くことができても、その対価となるお金が十分にもらえず、困窮した生活を強いられていては人生の質が下がってしまいます。
仕事のやりがいについては、お金の余裕があったうえで考えるべきだといえるでしょう。
時間の余裕
仕事のやりがいよりも、時間の余裕を優先順位を高く考えるべきです。
時間とは、人生そのものです。
いくらお金を持っていても、時間の余裕がなければ使うことなく腐らせてしまうことになるでしょう。
時間は、何よりも大切な資産だといえます。
時間の余裕が十分にあるからこそ、仕事にやりがいを感じられるものなのです。
心の余裕
心が健康な状態でないと、仕事にやりがいなど感じられるわけがありません。
心に余裕がある状態だからこそ、仕事にやりがいを感じられる余白があるのです。
例えば長時間労働や人間関係のもつれによるストレスを抱え、心が圧迫されている状態で仕事にやりがいを求めることは難しいはずです。
仕事のやりがいよりも、心の余裕を優先的に考えて人生設計を考えてみましょう。
仕事にやりがいを求めることの危険性
前述した3つの余裕、つまりは「安定」があってこそ、仕事にやりがいを求めることができるのです。
安定していないのに仕事にやりがいを求めてしまうと、以下の2つの危険性を前に挫折してしまうでしょう。
- 心が疲弊する
- やりがい搾取の餌食になる
それぞれ詳しく解説していきます。
心が疲弊する
仕事にやりがいを求めすぎてしまうと、心が疲弊してしまいます。
なぜなら、仕事のやりがいの多くは他者が関係しているからです。
人間がコントロールできるのは自分のみです。
コントロールできない他者からの評価や他者の行動に一喜一憂していると、心を振り回されてしまいます。
- 自分なりに頑張っているのに評価してもらえない
- お客さんのことを考えてサービスを提供しているのに大きなクレームをもらった
自分をすり減らしながら仕事に取り組むようになってしまい、自分でも気づかないうちに心を疲弊させてしまうのです。
やりがい搾取の餌食になる
個人が感じる仕事のやりがいを会社が求めてくる場合は、やりがい搾取の餌食にならないよう注意が必要です。
やりがいは、時に「お金のために働いている」という根底を麻痺させてしまいます。
やりがいを盾にし、労働環境の悪さ・賃金の低さ・長時間労働などのマイナス要素から目を背けてしまうようコントロールされている可能性があるのです。
やりがい搾取の餌食になってしまうと、自分でも気づかないうちに心と身体を壊してしまいかねません。
やりがい・はたらきがいというワードを重視している会社にお勤めの場合は、十分注意してください。
仕事にやりがいはいらない人がとるべき対処法
仕事にやりがいを見いだせない、もしくは仕事にやりがいは必要ないと考えているとしても、仕事は人生の大半の時間を費やすものです。
なんらかの意味合いを見出し、仕事の時間を有意義にするべきでしょう。
仕事にやりがいはいらない人がとるべき対処法として、以下の3つをおすすめします。
- お金のためと割りきる
- やりがいよりも自己成長にフォーカスを当てる
- 将来の生き方のビジョンを描く
それぞれ詳しく解説します。
お金のためと割り切る
仕事にやりがいはいらないと考えるなら、いっそのこと「仕事はお金のためにするもの」と割りきることも大切です。
はっきりと割り切って考えることで、思考がシンプルになります。
会社の業績を上げること・自身が成果をあげることも、お金のためだと思えるようになるのです。
やりがいを感じない仕事だとしても、お金がやりがいとなってあなたに充実感を与えてくれるはずです。
やりがいよりも自己成長にフォーカスを当てる
やりがいよりも自己成長にフォーカスを当てることで、結果的に自身のスキルアップに繋がり、会社の業績アップにも繋がることが期待できます。
前述したようにやりがいには他者が関与している場合がほとんどですが、自己成長は全てが自身に懸かっています。
自己成長にフォーカスを当てて仕事に取り組むことで、お金以外にも得られるものがあるはずです。
仕事を通して自己成長していくことを念頭において、仕事に取り組めるようになるとよいでしょう。
将来の生き方のビジョンを描く
将来の生き方のビジョンを描くことで、今している仕事に意味が発生します。
「5年後の自分」「10年後の自分」の理想像を描くことで、その理想に向けた現実を過ごせるようになるのです。
仕事にやりがいを感じていなくても、将来のビジョンに向けて歩き出せれば心の充実感は大きくなるでしょう。
会社の仕事以外にやりがいがあればいい
前述したように、やりがいとは心の充実感を指す言葉です。
やりがいを求める場所は、なにも会社の仕事だけに限る必要はありません。
- 副業にやりがいを持つ
- 趣味にやりがいを持つ
それぞれ詳しく解説します。
副業にやりがいを持つ
今の仕事にやりがいを感じずに頭を悩ませているなら、やりがいを感じられる副業を始めてみてはいかがでしょうか?
収入の柱は本業で確立されているので、副業では好きなことに焦点を絞って仕事を選ぶことができ、充実した気持ちで仕事に取り組めるようになるでしょう。
また、副業をすることで新たな視点や価値観が芽生え、本業にもいい影響や刺激を与えることができる可能性もあります。
仕事以外にやりがいを求めるなら、やりがいを感じられる副業を始めてみましょう。
趣味にやりがいを持つ
仕事にやりがいを感じられないなら、趣味にやりがいを持つとよいでしょう。
仕事が休みの日のみならず、仕事のあとの時間を使って楽しめる趣味を持つことで、毎日を充実した気持ちで過ごせるようになるでしょう。
また、趣味に打ち込むことはストレス発散になり、心の余裕を持つことにも繋がります。
休日や仕事のあとの時間をダラダラと過ごすことが習慣となってしまっている方は、打ち込める趣味を見つけることで人生が輝いてくるはずです。
仕事にやりがいはいらない?のまとめ
仕事にやりがいを求めるまえに、お金の余裕・時間の余裕・心の余裕を優先して考えるべきです。
余裕なくして、仕事のやりがいを感じることはできません。
会社があなたにやりがいを求めてくる場合は、あなたのためではなく会社のためなのかもしれません。
やりがい搾取の餌食にならないよう、十分気を付けてくださいね。