この記事を読んでいるあなたは、
- アクセンチュアは本当に激務なのか知りたい
- アクセンチュアで働く人の声が知りたい
- アクセンチュアの特徴が知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「アクセンチュアの実態」をお伝えしていきます
アクセンチュアは本当に激務?実態を調査
(出典:公式サイト)
アクセンチュアは本当に激務なのか、その実態を調査しました。
- 激務かどうかはプロジェクト次第
- 働き方改革が進み、残業時間は減っている
- アクセンチュア社員の年収の目安
- アクセンチュアで働く社員の意識調査結果
- アクセンチュアで働く社員の口コミ
それぞれ詳しく解説していきます。
激務かどうかはプロジェクト次第
アクセンチュアでは部署によってさまざまなプロジェクトが進められており、激務かどうかはプロジェクト次第でかなり変動するようです。
プロジェクトによって携わる期間もさまざまで、その中でも特に忙しい時期は長時間の残業や休日出勤になることもあります。
しかし、繁忙期以外は定時で帰宅できたり、プロジェクトが終了すると長期休暇が取れたりと、メリハリのある働き方をしている社員が多いようです。
働き方改革が進み、残業時間は減っている
アクセンチュアでは2015年より「Project PRIDE」という働き方改革を、社長自ら指揮をとって進めています。
それにより、社員の残業はできる限り抑えられており、以前のようなブラック企業的なイメージは薄れてきています。
働き方改革の具体的な内容の一例として、以下のものが挙げられます。
- 18時以降の会議は原則禁止
- 残業の適用ルールを厳格化
- 短日短時間制度の導入
- 在宅勤務制度の全社導入
- 入社後の育休
- 定時退社奨励・有給休暇取得推進活動の実施
このような「Project PRIDE」の取り組みは、アクセンチュアの公式サイトにも特設ページが設置されており、社外に向けてアピールされています。
また、取り組みの結果、アクセンチュアは「働きがいのある会社」に6年連続ノミネートしており、2022年には9位に入賞しました。
さまざまな企業の社員の口コミ情報を紹介するWebサイト「openwork」の調査によると、アクセンチュアの社員の平均残業時間は月間37.4時間です。
アクセンチュア社員の年収の目安
「openwork」がおこなった調査によると、アクセンチュアの社員の年収の目安は以下のようになっています。
職位 | 経験年数 | 年収 |
---|---|---|
アナリスト | 1~3年 | 450~600万円 |
コンサルティング | 3~5年 | 600~800万円 |
マネージャー | 5~8年 | 800~1200万円 |
シニアマネーシャー | 8年~ | 1200~1500万円 |
マネージングディレクター | - | 2000万円~ |
5つある職位のうち、新卒・第2新卒はアナリストからのスタート、中途採用ならコンサルティングからのスタートも可能です。
また、アクセンチュアは成果至上主義なので、社歴と職位は必ずしも一致しません。
あくまでも目安だと捉えておいてください。
アクセンチュアで働く社員の意識調査結果
アクセンチュアでは、前述した「Project PRIDE」の取り組みの一環として、全社員を対象とした意識調査「PRIDEサーベイ」を実施しています。
2021年7月の調査結果は、以下のとおりです。
項目 | 項目に対して「そう思う」と回答した社員の割合 |
---|---|
プロフェッショナルに相応しいビジネスマナーを実践 | 87% |
職場は、関心を寄せあい、誰もが安心して話せる雰囲気 | 66% |
限られた時間で成果を出す意識が浸透 | 67% |
仕事とプライベートの時間をバランスさせて、公私とも充実 | 61% |
働き方を見直している | 59% |
(出典:Project PRIDE)
この調査結果を見る限り、4割ほどの社員は「あまり労働環境は改善されていない」と感じているのかもしれません。
アクセンチュアで働く社員の口コミ
前述した「openwork」では、アクセンチュアで働く社員の口コミとして、以下のものが挙げられています。
中途入社社員・男性
月の残業時間が10時間未満が続くプロジェクトもあれば、チーム全員が79.5時間を継続するプロジェクトもあった。(80時間以上の残業は許可されないため、実質は上振れている場合もある)
中途入社社員・女性
管理職の働き方をみていると、役職が上がれば上がるほど仕事量が増え残業しなければ捌ききれない仕事を抱えているように感じる。
また、公式サイト上の「Project PRIDE」特設ページでは、社員の声として以下のものが紹介されています。
数年で劇的に働く環境が改善した。
意識改革の効果がではじめている。
激務かどうかは、個々が関わっているプロジェクトによっても変動します。
よって、社員によって感じ方も多岐に渡るようです。
アクセンチュアの特徴
アクセンチュアの特徴として、以下の3点が挙げられます。
- 最新技術を用いたコンサルティング
- 成果が出なくても新たな部署でチャンスを与えられる
- モチベーション高くバリバリ働く社風がある
それぞれ詳しく解説していきます。
最新技術を用いたコンサルティング
アクセンチュアは、IT分野に強いコンサルティング会社です。
最新技術を取り入れ、常に新しいことに挑戦しようとする風土や文化があります。
自社にシステム開発を専門とするエンジニア部門の部署を構えており、戦略構想からシステムの保守までを一貫して、コンサルティングに活かしています。
成果が出なくても新たな部署でチャンスを与えられる
アクセンチュアには「Up or Elsewhere」という文化があり、3~4年以内に成果を出せなかった場合は他部署に異動となります。
これは一般的なコンサルティング会社が持つ「Up or Out」「昇進できなければ退職する」という文化とは対極をなす考え方です。
最初に配属された部署で成果を挙げられなくても、もしかしたらプロジェクトの内容や部署の風土がその人の個性や強みと合わなかっただけかもしれません。
「Up or Elsewhere」は、社員を大切な存在だと捉えているからこそできる、柔軟な考え方です。
モチベーション高くバリバリ働く社風がある
アクセンチュアは、社員が個々の領域のスペシャリストとしてプライドを持っており、モチベーション高くバリバリ働く社風があります。
上昇志向が強い社員が多く、同僚は良きライバルでもあり、切磋琢磨し合える関係性が保たれています。
その社風が、企業全体のレベルを底上げし、数あるコンサルティング会社の中でも名高い企業となっているのです。
また、上司に個々の意見を気兼ねなく話せる風通しのよい社風もあります。
社内はオープンな雰囲気で、自社をより良くするため、そしてクライアントにより良い提案をするために、高い熱量で仕事に取り組んでいます。
コンサルティング会社が激務な理由
一般的に、コンサルティング業界は激務というイメージがつきまとっており、それには以下の理由があります。
- 資料作成に時間がかかる
- プロジェクトの専門知識を得るために勉強が必要
- 成果を重視して評価される
それぞれ詳しく解説していきます。
資料作成に時間がかかる
コンサルティング会社では、クライアントに企画案を提示するまえに、社内で企画に対する意識を統一する必要があります。
そのための資料作成に時間がかかり、おのずと労働時間が長くなってしまうのです。
企画が承認されるまでには何度も練り直しになることがあり、社内で企画案が承認されたら、今度はクライアントに対してプレゼンする必要があります。
これらの一連の作業があるため、プロジェクトのスタート時は特に激務になることが多いのです。
プロジェクトの専門知識を得るために勉強が必要
コンサルティング会社が受け持つプロジェクトの内容は多岐に渡り、個々の専門分野以外のプロジェクトを任されることも多々あります。
その度に書籍などで勉強する必要があり、勉強時間は多くの場合は勤務外の時間を使って捻出しなければなりません。
コンサルティング会社は、クライアントにより良い提案をし、支援するために存在します。
そのため、クライアント以上の専門知識を短期間で習得する必要があり、その期間は一日のほとんどの時間を知識のインプットに使う必要があるのです。
成果を重視して評価される
ほとんどのコンサルティング会社の評価制度は、成果至上主義です。
短時間の労働で成果を出せれば問題ありませんが、成果が挙がるまで努力しないことには、社内での自身の評価も上がらず、いつまでたっても昇進できません。
昇進するためには成果が必要であり、成果を出すためには多くのアクションを起こす必要や、アクションに繋げるための知識を身につける必要があります。
そのため、おのずとして日夜を通して仕事に取り組み、休日も知識の習得に時間を割くことになるのです。
アクセンチュアに転職しようか迷ったら転職エージェントに相談しよう
アクセンチュアに転職しようか迷っている方の中には、ご自身がアクセンチュアの仕事についていけるか不安に感じいている方もいるはずです。
少しでもアクセンチュアに興味がある場合は、転職エージェントに登録し、転職の専門家に相談してみましょう。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、さまざまな企業の内情に精通しており、当然アクセンチュアに詳しい担当者も在籍しています。
転職エージェントに登録すると、以下のように多岐に渡ってあなたの転職を徹底サポートしてくれるはずです。
- キャリアの相談
- 求人案件の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接日程などの調整
- 給与面の交渉
これらの心強いサポートを、無料で提供してくれるのです。
アクセンチュアやコンサルティング業界への転職を希望する場合は、「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」などの大手転職エージェントに相談してみましょう。
アクセンチュアの実態:まとめ
アクセンチュアが激務という実態は、かなり改善の方向に向かっております。
働き方改革の前と比べると残業時間は大幅に減少しており、今現在もより働き易い環境を目指してさまざまな取り組みがおこなわれています。
しかし、アクセンチュアに限らずコンサルティング業界は常に勉強が欠かせない業界であり、勤務時間以外も仕事に関することに時間を割くこともあるはずです。
その分、一般的なサラリーマンよりは高い年収を得ることが期待できます。
労働時間の面のみではなく、さまざまな面を考慮して、メリットややりがいを感じる場合は転職を検討してみましょう。