起業を志す方なら一度は聞いたことがあるであろう「日本政策金融公庫」。
会社を辞めて独立する際に、無担保、連帯保証人なしでお金を借りられることで有名です。
この記事では、そんな日本政策金融公庫について実際に支店に行って聞いた話を元にまとめました。
そもそも日本政策金融公庫とは?
まずは、そもそも日本政策金融公庫とはどんな場所なのか?
基本的な部分を解説します。
https://www.jfc.go.jp/
日本政策金融公庫のHPによると、
日本政策金融公庫は、民間金融機関の取組みを補完し、事業に取組む方々等を支援する政策金融機関です。
とのことです。
つまり、一言でいうと起業家を支援してくれる金融機関(他の銀行などより起業家に優しい)ということになります。
上記の存在理由があるため、日本政策金融公庫は起業家を支援してくれる金融機関という立ち位置にいます。
実際、私が支店に足を運んで話をさせてもらいましたが、事業計画書のたたきすらない私にとても丁寧に日本政策金融公庫の利用の仕方について教えていただきました。
日本政策金融公庫の金利は何パーセント?
次に、気になる日本政策金融公庫の金利についてですが、こちらは2019年8月に日本政策金融公庫の新宿支店に実際に行って聞いてきましたのでそちらの情報を記載し
たいと思います。
結論、私の場合は
2.11%の固定金利にて融資を受けられるそうです。
※無論審査が通ればですが…
※上記の利率は、「新創業融資制度」と「女性、若者/シニア起業家支援資金」の制度の併用による特別利率です。
皆さんこの金利になるとは限らないので参考までに。
日本政策金融公庫で実際に融資を受けるまでの流れ
それでは、日本政策金融公庫で実際に創業融資制度を用いて融資を受けるまでの流れを解説していきます。
なお、融資を受けるにあたっての条件は公式HPを確認してください。
申込書、事業計画書の作成
まず、創業にあたって日本政策金融公庫から融資を受けたいと思った場合、決まったフォーマットの申請書兼事業計画書を提出する必要があります。
この書類は、支店の窓口で担当の方に相談すれば無料でいただけるかつ、記入方法についても詳しく教えてもらえます。
経歴や、◯◯の事業をやるにあたっていくらいくら必要だからこの金額を融資してくれといった内容を記入します。
ちなみに、事業の本社を記入する欄があるのですが、こちらはオフィスを借りない場合は現住所記入で問題ないとのことです。
また、法人登記は必要なく個人事業主として融資を申し込むことが可能だそうです。
融資担当者との面接
申請書兼、事業計画書を提出した後は、融資担当者との面接が待っています。
書類の内容を元に、融資担当者と話しながら審査が行われます。
なお、面接の際は提出した書類だけでなく、事業に関するプレゼン資料やHP情報等、アピールできる情報はなんでも用意して面接でアピール材料として使用していいとのことです。
私はWebメディア事業での相談だったので、「Googleで検索上位を取れていることなどをアピールするといいと思います」とのアドバイスをいただきました。
融資実行
書類を提出し、面接にて審査を合格するといよいよ融資実行となります。
書類提出〜融資実行までは平均して一ヶ月程度とのことです。
また、返済に関しては最初の数ヶ月は利息のみの支払いとするなど柔軟に対応いただけるようなので、詳しくは支店に行って相談してみましょう。
日本政策金融公庫の支店に足を運んでみよう
今回、日本政策金融公庫の支店に行って実際に聞いた内容をまとめてみました。
金利や申請書類についてなど、インターネットで調べても具体的な情報がなかなか見つかりませんでしが、実際に支店に行って話を聞いてみるとすっきりとしました。
皆さんも、起業する可能性があるようなら是非日本政策金融公庫に足を運んでみてください。
なお、余談ですが相談が終わると担当者の方から対応に関してどうだったかというアンケートはがきを渡されます。
早めに書いて投函しましょう。
筆者もわからないことが多いですが、もし聞いてみたいことがあれば是非お問い合わせフォームから内容を送ってください!
それではまた。