この記事を読んでいるあなたは、
- 夫とマジで今すぐ離婚したい
- 妻とマジで今すぐ離婚したい
- どうしてこんなことになっちゃったんだろう……
- 上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「確実に離婚する方法と、まずは考えてみるべきこと」をお伝えしていきます
マジで今すぐ離婚したい……離婚に至る理由は夫婦の数だけある
「マジで今すぐ離婚したい」
そこまで思いつめるようになったのはいつ頃からでしょうか?
夫婦の形は夫婦の数だけあり、夫婦が離婚に至る理由も夫婦の数だけあります。
- 性格が合わない
- DVに悩まされている
- すぐにヒステリーを起こすパートナーに耐えらえない
- 家庭に居場所がない
- パートナーが家事をしてくれない
- セックスレスな状態が続いている
上記のような代表的な離婚理由の中でも、その本質は夫婦によって異なるでしょう。
夫婦お互いが同じような不満を抱えていたとしても、離婚はそう簡単に進められるものではありません。
マジで今すぐ離婚したいと思っているのに踏みとどまる理由
マジで今すぐ離婚したいと考えているのに、離婚を踏みとどまっている夫婦には以下のような理由があるはずです。
- 子どもと離れたくない
- 金銭的な不安がある
- 世間体が気になる
- 親の介護の問題
- まだ好き
それぞれ詳しく解説していきます。
子どもと離れたくない
離婚を踏みとどまる理由として代表的なものが「子どもと離れたくない」という理由です。
2020年の司法統計では父親が真剣を獲得したケースはわずか6.2%であり、多くの場合は母親が真剣を得ています。
子どもにとっても母親は必要な存在であり、多くの場合はそれを父親も認めざるをえないでしょう。
しかし父親側の気持ちとしては、妻が1人で子どもをちゃんと育てていけるのか、離婚したあとも子どもに定期的に会う機会は与えられるのかなどの不安もあるはずです。
どうしても父親が真剣を獲得したい場合は、弁護士への相談も視野に入れる必要があるかもしれません。
金銭的な不安がある
夫婦共に、離婚時に必要なさまざまな費用に対する不安、離婚後の生活に関わる金銭面な不安から、離婚を踏みとどまるケースも多いでしょう。
協議離婚ですんなり話が進めば別ですが、離婚の交渉がこじれた場合は弁護士費用や裁判費用、配偶者への慰謝料や子どもの養育費など、多額なお金が必要になります。
また、それまで夫婦で築いてきた財産は、家庭に貢献した割合で公平に分配されることが通常です。
家計のほとんどを夫側が支えてきた場合は、損をした感覚になってしまうでしょう。
離婚は思っている以上に何かとお金がかかるもので、その金銭的な不安が離婚を踏みとどまらせる要因となるのです。
世間体が気になる
夫婦共に、世間体が気になるという理由で離婚を踏みとどまるケースも多いでしょう。
2人が結婚したときには家族や友人はもちろん、職場の同僚など多くの方々に祝福されたはずです。
結婚生活においてはご近所付き合いや子どもを通しての付き合いなど、多くの方と一緒に生活を営んできたことでしょう。
また、離婚した後は戸籍上「バツ」がつくことになり、それに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。
そういった世間体への心配から、離婚を決断できない夫婦もいます。
親の介護の問題
親の介護の問題から、離婚を踏みとどまるケースもあります。
例えば夫側の親の介護を妻がやってくれていた場合は、離婚してしまうと当然その関係はなくなり、夫が仕事をしながら介護をすることになるでしょう。
兄弟など他に親の介護をしてくれる人がいない場合は特に、親の介護問題は離婚を踏みとどまらせる要因となるのです。
まだ好きだから
パートナーの嫌な面ばかりを感じるようになり、マジで今すぐ離婚したいと思うのに行動には移せない。
その背景には、もしかしたらまだ「好き」という感情があるのかもしれません。
多くの場合はお互いが惹かれ合い、「この人とずっと一緒にいたい」「この人と一緒にいると幸せだ」という思いから結婚にいきついたはずです。
「人の気持ちは簡単に変わるものだ」ともいいますが、人生の一部を共に歩いてきたパートナーへの愛情は、そう簡単に無くなるものでもないことも事実でしょう。
離婚を受け入れてくれないパートナーと離婚するための条件
あなたが「マジで今すぐ離婚したい」と考えているとしても、パートナーが離婚を受け入れてくれないケースもあるでしょう。
離婚にはお互いの合意が必要ですが、パートナーが離婚を受け入れてくれなくても離婚を成立させられる場合もあります。
- 法定離婚事由に該当していれば離婚は可能
- 妻の離婚後の生活が不利にならないような条件を提示する
- 弁護士に相談する
それぞれ詳しく解説していきます。
法定離婚事由に該当していれば離婚は可能
離婚が成立する条件については、実は法律で定められています。
それが、以下の民法 第770条です。
(裁判上の離婚)
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
引用元:民法 第770条
性格の不一致・パートナーが家事をしない・DVやヒステリーなどは、5番目の「その他婚姻を継続し難い重大な理由」に該当します。
離婚を拒否するパートナーとの離婚を成立させるためには、裁判で「その他婚姻を継続し難い重大な理由」を証拠と共に主張し、離婚を認めてもらう必要があるのです。
ただし、証拠は第三者が客観的にみてもわかるような証拠が必要であり、その証拠を集めることはかなり難しいのが実情です。
上記の法定離婚事由1~4以外の理由の場合は、夫婦間の話し合いによって協議離婚を進めた方がスムーズだといえるでしょう。
妻の離婚後の生活が不利にならないような条件を提示する
妻が離婚後の生活への不安を理由に離婚を拒否している場合は、妻の生活が不利にならないような条件を提示してあげることで、離婚に合意してくれることが考えられます。
妻側に多めに財産分与する、妻が要求する養育費や慰謝料の支払いを受け入れるなど、金銭面の不安を取り除いてあげるのです。
ただし、妻の離婚後の生活への不安がなくなる金銭を支払うことであなたの生活が破綻することにならないように注意も必要です。
離婚は、お互いがその後の人生を幸せに生きるために必要だと考えた結果の結論のはずです。
お互いの今後の人生をよく考えて結論を出す必要があります。
弁護士に相談する
協議離婚を進めるうえで、弁護士に相談することも一つの方法です。
離婚調停で弁護士を立てるよりも、協議離婚で弁護士に依頼する方が費用は安く納まるでしょう。
もうダメだ……と思っても、もう一度だけ考えてほしいこと
マジで今すぐ離婚したい……と思ったとしても、もう一度だけ考えてほしいことがあります。
- 夫婦生活の問題は何なのか
- 性格が合う人なんて一人もいない
それぞれ詳しく解説します。
夫婦生活の目的は何なのか
夫婦生活の目的は何なのか、考えたことはありますか?
もしないのだとしたら、それはゴールのないマラソンを走っているようなものです。
夫婦生活の目的は何なのか、もう一度考えてみてください。
おそらく多くの夫婦は、以下のような夫婦生活の目的を持っているのではないでしょうか?
- 笑顔で幸せに生活したい
- 棺桶に入るときに「幸せな人生だった」と思えるような人生を送りたい
夫婦生活の目的を達成するためには、お互いが歩み寄って一緒に努力することが大切です。
努力をせずに自分の気持ちだけを主張し、傲慢になっていなかったか、もう一度だけ考えてみましょう。
性格が合う人なんて一人もいない
離婚する理由として「性格の不一致」を挙げる夫婦は多いですが、大前提として性格が合う人なんて一人もいないのです。
「自分と性格が合う人は〇〇な人だ」なんて定義できないですよね?
もしそれを定義しているのだとしたら、それはあなたのワガママだといわざるをえません。
性格が合う人なんていないということを理解したうえで、それでもどこか惹かれる要素があるのなら、やはり歩み寄ってお互いがお互いを「理解しよう」と努力することが大切なのです。
マジで離婚するまえに、幸せな結婚生活を取り戻す努力をしよう
離婚することが頭をよぎることはよくあることです。
しかし、一度離婚してしまうと金銭面・精神面的にも大きな負担があることも事実でしょう。
マジで離婚するまえに、努力をして幸せな結婚生活を取り戻すことの方が案外近道だったりするものです。
- 会話する
- パートナーの良いところに目を向ける
- 2人だけでデートする
それぞれ詳しく解説していきます。
会話する
夫婦の会話が事務的なものだけになっていませんか?
「今日は何時に帰るの?」「ごはんいるの?」夫婦はいつしかこのような事務的な会話だけになってしまうことはよくあることです。
結婚前を思い出して、お互いの内面を確認する会話を意識しましょう。
「今何を感じているのか」「何か困ったことはないか」「最近どんな嬉しいことがあったか」このような会話を通して、心を通わせる努力をするのです。
パートナーの良いところに目を向ける
人の悪い部分は意識しなくても見えてくるものですが、良いところは意識していないとなかなか見えてこないものです。
また、モノゴトの見方にはいくつもの角度があり、悪いことでも見方を変えるといい方向に解釈できます。
- いつも帰りの時間を聞かれてうざったい→「自分のことを心配してくれてる」「帰る時間に合わせて食事の準備をしてくれている」
- 家事を全くしてくれない→「仕事に打ち込んでいる」「疲れているんだな」「そもそも家事を一方的に押し付ける自分に問題がある」
このように、これまでとはちょっとだけ解釈の角度を変えてみてください。
きっと、パートナーの良い部分がたくさん見つかるはずです。
2人だけでデートする
子どもがいる夫婦は特に、2人だけでデートする機会は皆無に近いのではないでしょうか?
たまには夫婦水入らずで、2人だけの時間を楽しみましょう。
時間を割いてのデートが難しければ、近所をお散歩するだけでも普段とは違う会話が生まれるはずです。
確実に離婚する方法と、まずは考えてみるべきこと:まとめ
「マジで今すぐ離婚したい」と考えていたとしても、きっかけはボタンの掛け違いのような些細なものだったりするものです。
夫婦生活の目的をもう一度考えて、まずはあなたの方から歩み寄る努力をしてみましょう。
それでも関係性が改善されない場合は離婚するしかないことも否めませんが、離婚はかなりの労力が必要になります。
それなりの覚悟を持って臨む必要があるでしょう。